【BTS】ある日、友人の変な噂を耳にした。

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『 ええ 、と … 待った、よね。ごめん 』



今年1衝撃な噂話。

私は、1年以上友達を続けている彼がヤリチンだという話を聞いてしまったのだ。






自分でもわかる。外人かのようなカタコトな日本語しか喋れなかった。




TH「…うん、？」




テヒョンもその違和感に気付いたのか首を傾げながらそう呟いた。


い、いやでも。まともに喋っとけと言われても無理な話だ。

…いやいや…こ、こんな純粋そうな奴だぞ。そんな彼が…そ、そんな訳がない！！





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“ 金髪だし、入学式から思ってたけど女の子の香水の匂いするから ”




ぐるぐる。さっきの噂話の件が私の頭の中を回る。



確かに女の子を何人も抱いていると言われても否定は出来ないのだ。

イケメンだし、遊び放題だもんなぁ……。




ヤリチンだとか、もっと私が純粋だったらこんなに気にしなくてよかったのに。

テヒョンとの間に気まずい空気が流れ込んだ。





『ええと、その …… 』



なにか、なにか話さなければ。




そう思って声を掛けてみるけど

いざとなると頭が真っ白になる。





TH「あの、さ。さっきから変だけど…どうかしたの？」


首を傾げ、不安そうにするテヒョン。





『いっ、いや！！な、何もないから！アー！次の授業遅れちゃうなぁ！！急がなきゃ☆』



話をそらすためにテヒョンの腕を引っ張って移動する教室へと走った。





聞かなかったことにしておこう、そうしよう。


そう心の中で決意し、私はこれ以上この話題を気にしないことにした。


嘘かもしれないし！？ま、まぁギャル女どもの妄想かもしれないですし！？


ユンギ先輩という男は知らない、けど……。






……私は、友達のとんでもない噂を聞いてしまった。








これが、全ての始まりである。

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