【BTS】ある日、友人の変な噂を耳にした。

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『起きてしまった………』






ぱちくり。瞬きしながら窓の外を眺める。明るい空だ。


なんでだよ！！最悪だよ！！！




も、もうやだ。どうすりゃ良いんだ。



何故こんなにもテヒョンを拒否してしまうのだろうか。

い、一回会って話してみると言う手もある…




でもそんな事してテヒョンが傷付いてしまったらどうするんだ！！




と、その時。また通知の音が携帯から鳴った。嫌な予感。





「起きた？」
「返信くれなきゃ俺今から押しかけに行くからね」



んな理不尽な！！


とかなんとか思いながら既読をつけてしまったものは仕方ないので返信を返した。






『もう起きてるよ……10時に行くから待ってて…おしおし、完璧…』





さて。



…どうするか。






いや、テヒョンは断じてそんな人ではない！！！！





…と、自信満々に言えない自分を殴りたい。




テヒョンはクラスに馴染めなかった私に唯一話しかけてくれた恩人だ。

そ、それにかっこよくて、周りからも信頼されてるし。優しいし。





でもサランちゃんは言ったのだ。


テヒョンはマジでやばい性格してる、と。




…お、一昨日抱かれた…と！！






女誑し疑惑はここから始まった。





まぁ全てを言っちゃえば私がトイレにも行かず話も聞かなければ良かった話。


つまり私がダメなんだよね、ははは……







泣けてくるわ。







歯磨きしながらボサボサの寝癖をどうにか直し、服を着替え、準備はバッチリである。






…まだ、この長い戦いは終わらない。

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