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いつの間にか時間は経っていたらしい。
夕方5時、車に戻ると手に持っていた小さい袋を取られた。
「これ、付けてあげる。」
『…え、』
あっち向いてって肩を押されて、慌てて背中を向けた。
さっき買ってもらったネックレスだ。
ひんやり。金属の冷たい感触に顔が強張った。
「似合うね。これから一生付けて。」
『…お、お風呂の時は、外さなきゃ、』
「ふはっ、それ以外はちゃんと付けてくれるんだ。ウケる。ほんと素直だね。」
耳裏でそんな声がして、慌てて前を向く。
その時、手を握られる。
「そういうところがさ、お前の漬け込みやすい場所なんだよね。」
その言葉に、頭が痛くなる。
どこかで、どこかで聞いたことがある。
いつの間にか近付かれていた。
捕まえられるみたいに指を絡められて、変に背筋がゾゾっと震えた。
あ、これ。
________これ、まずい。
「ほら。抵抗しなきゃ。」
『い、やっ、』
「昔もさ、お前はろくに抵抗もできずに制服切られて襲われたんだよ。」
距離を詰められて、唇に噛み付かれた。
歯がぶつかって、そこで思い出す。
高校の時と、同じだ。
忘れていた。
簡単に引き戻された記憶に、血の気が引くのがわかる。
『ご、ごめんなさい、ごめんなさいっ、なにもしないでっ、ごめん、』
「あっはは、思い出しちゃった？」
『な、何もしてないからっ、痛いこと、しないで、…』
力が抜けて、恐怖から涙が出てくる。
主導権がないことほど怖いものなんかない。
身動きすら取れない。
だからこそ、高校の時のジョングクくんがトラウマになっていたのかもしれない。
目の前がチカチカする。
そんな中、はっきりと見えたジョングクくんは面白そうに笑っていて。
悪魔だ。
鬼だ。
つくづくそう思った。
「かぁわい。」
そう耳元で言われて、ゾクゾクって変な感覚に襲われる。
リップを塗っていた唇を撫でられた。
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テテLOVE - とても最高でした！！！ もうちょっと、続き見たかったーww こういうグクもokですなーーー (2019年12月7日 19時) (
レス) id: 817c01a749 (このIDを非表示/違反報告)
yka.(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当にこの作品大好きです…私も狂愛チックなお話が大好きでして…(( 次の作品も楽しみにまっております、！！ (2019年10月27日 0時) (レス) id: 537e4a64df (このIDを非表示/違反報告)
SIN-KYO - いえいえ！私も大人の知恵熱というものを知らなかったですし、名前のやつも自分のだけ反応してなかったのでは…と心配していたので合っていて良かったです(^^)とてもこの作品も面白かったですよ！ (2019年10月16日 18時) (レス) id: 467b8a1d7b (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - SIN-KYOさん» 有難うございますっっ…！！本当こんなぽんこつ作者で申し訳ないです笑 (2019年10月15日 21時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
SIN-KYO - 35のはじめの方だと思うのですが…私の勘違いだったらすみません(汗 (2019年10月15日 20時) (レス) id: 467b8a1d7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
x他1人 | 作成日時：2019年10月10日 22時
