第七話 ページ9
…。
「「「はあああ！？」」」
「無個性！？」
「どうやって入試合格したんだ！？」
うるさい。
言われなくてもそんなこと分かっている。相澤先生からは真剣な匂いがしたから。
嘘の匂いがしなかった。
最下位は除籍になる。
でも余裕だ。私は強い、誰よりも。
伊達に闇柱なんかやってなかった。
十二鬼月だって何体も倒した。
入試だって実技一位だった。
個性なんかで何か一つの能力を上げるより、呼吸で全ての身体能力を上げる方が強い。
第１種目【50メートル走】
水の呼吸 参ノ型【流流舞い】
「３秒４２！」
「は、はぇぇ。」
「ほんとに無個性か？」
「足元から水が出てるわね。」
第２種目【握力】
これは瓢箪を割ったあの時の様に。
…スゥゥゥゥ…。
「３１８キロ！」
「すごい！」
第３種目【立ち幅跳び】
…どうしようもない。
「３．０６m」
第４種目【反復横跳び】
闇の呼吸 参ノ型【暗黒舞踏】
「８６回」
第５種目【ボール投げ】
これも仕方がない。
「５４０．６m」
「…緑谷くんはこのままだとまずいぞ？」
「ったりめぇだ！無個性のザコだぞ！」
…それ、私もなんですけど。
隣で実弥(仮)たちが喋っているのを聞き流していると
「無個性って言ったら藤さんすごいよね！私麗日お茶子って言うねん！よろしく！」
『…藤A。』
突然で驚きはしたが、名乗ってくれた相手を無視するのは無礼に当たると思い自己紹介をする。
麗「Aちゃんって言うんや！素敵な名前やね！」
人の名前を素直に褒められるのは素晴らしいことだと思う。
純粋で、優しい匂いがこの子からはする。
まるで...
「まだ、動きます！」
麗「やっとヒーローらしい記録出したよー！」
「......！！！」
麗日さんに夢中で全く見ていなかったけど、無個性の子が頑張ったっぽい。
それを見て実弥(仮)が殴り掛かりに行ったが、相澤先生に止められていた。
つくづく実弥に似てるよ。
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らびりあ04-子げ茶(プロフ) - 優芽さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年5月16日 1時) (
レス) id: 876d1986bc (このIDを非表示/違反報告)
優芽(プロフ) - いえいえ。訂正ありがとうございます！これからも、更新楽しみにしてますので、頑張ってください！ (2020年5月15日 20時) (レス) id: aed56382a1 (このIDを非表示/違反報告)
らびりあ04-子げ茶(プロフ) - 優芽さん» 確認不足でした、申し訳無いです...。ご指摘ありがとうございます。 (2020年5月15日 0時) (レス) id: 876d1986bc (このIDを非表示/違反報告)
優芽(プロフ) - 設定の方では、名前変換はしっかりとされているのですが、本文では、されていませんでしたが、ご確認お願いします。 (2020年5月14日 17時) (レス) id: aed56382a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らびりあ04-子げ茶 | 作成日時：2020年5月11日 16時
