カミングアウト。 ページ6
白石side
そして着いたカフェ。
飲み物等を買ってからソファ席に座る。
座った瞬間、興味津々に話を聞き出そうとする黒。それに少し困っている灰咲。
『まぁ、初日に相談なんてしずらいだろうけど、俺ら誰にも言わねぇし。』
黒「当たり前だよね!僕らはそんな畜生じゃないよ。」
灰「あ、えーっと…黒羽ってさ。」
黒「なんだい?なんでも聞きたまえ!」
灰「えっと、ふ、腐男子、なのか?」
正直びっくりした。
もしかして、俺もなんだよとか言い出すのではと。それは気まずすぎる。
しかし、そんな事気にしないのが黒。
黒「あぁ!その通りだよ。なんだい?もしかしてお仲間なのかい?それは僕としてはありがたいね。」
灰「いや、お仲間では無いんだけど…。」
『ん?じゃあなんだ?』
灰「あー、黒羽が腐男子だから安心して言うんだけどさ、俺、彼氏居るんだよ。」
初日から真逆のカミングアウト。
確かに初日から誰かに知られていると安心出来る。それに加えて相手は腐男子。
馬鹿にされる心配等がない。
黒「…素晴らしい!うちのクラスは逸材が多いな。あぁ、君も今日から僕にドンドン相談したまえ!!」
灰「あ、ありがとう。」
『いつから付き合ってるんだ?』
灰「付き合ったのは去年だよ。一つ先輩なんだけど、高校行ってから寂しくなって。」
黒「あぁ、今まで一緒にいた先輩が卒業する時の寂しさ、虚無感からの恋心。堪らず告白すると先輩からはずっと前から好きだった、俺から言おうと思っていたのになんて言われて紅くなる頬を隠しながら更に惚れていき______。」
『わかったわかった。お前の妄想はもういいよ。』
灰「…すげぇ。なんでわかったんだ!?」
黒「大体わかるさ、僕は恋愛マスターなもんでね。」
偶々妄想が現実だっただけだろ。
そう思いながらも確かに凄いなと少し関心してしまった。
その後、灰咲の相談と黒羽の妄想で打ち上げ()は幕を閉じた。
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なめこ。 - 主さんは半澤先輩推しなのかな?私は新橋くん推しです。ツンデレなところがかわいい… あ、よろしければネッ友になってくれませんか?!更新いつでも、どこでも、待ってまーす! (2022年7月25日 3時) (レス) id: 21be8de4e4 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ。 - うぉぉぉぉぉ!!あ、叫んでしまって申し訳ありません。はじめまして。なめこ。と申します。あの、控えめに言って神作だと思います。半澤先輩の物語をここまで作り上げるとは…もう、凄いじゃ言い切れません!この作品に出会えて良かった…! (2022年7月25日 3時) (レス) id: 21be8de4e4 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙光里(プロフ) - うわああああああウラツク内ではすっくないささみゃーの小説がこんな神作なんて…!すごいと思います!続き、楽しみにしてます!それとすっごい細かい指摘なんですが宮野くんの一人称は僕じゃなくて俺ですよ!!更新めちゃめちゃ楽しみにしてます!!! (2022年2月3日 10時) (レス) id: c1ebef8efe (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 半澤さんの垣間見えるどエスが・・・。読みながら発狂してました。私も半澤さんをblの世界に引きずり込みたくて、この小説を見つけた時は運命かと思いました。これからもお体に気をつけて更新、頑張っていただけたらと思います。陰ながら応援させていただきます。 (2019年7月19日 22時) (レス) id: 72842f6fe9 (このIDを非表示/違反報告)
?Lia4?(-^〇^-)(プロフ) - ( -ω- `)フッさん» ありがとうございます!作者も少ないな〜と思って自己満で書いております!!鍵平は本当に推せますよね...これからもどんどん入れていこうと思います!! (2019年1月5日 21時) (レス) id: 876d1986bc (このIDを非表示/違反報告)
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