【佐々木と宮野】かっこいい先輩。【半澤】

ルームメイト。 ページ2

白石side


黒「まぁ、大して隠す気無かったよ。どーせバレるし。」

『努力はしろよ。』

黒「ヤダヤダ。てか、同じクラスだったよ。今年もよろしくね。」

『あぁ。』



まぁ、今まで奇跡的に離れることのなかった俺たちが急に離れるというのも違和感。
今年もこいつとニコイチだな。


そんなこんなで入学式が終わり←
俺と黒は教室へ向かう。



？「あ、黒羽。」

黒「ん？あぁ！半澤さん。」



教室へ向かう途中、突然話しかけてきた先輩らしき人は黒と仲が良さそうだった。



半「俺今日委員とかで帰るの遅くなるわ。」

黒「了解です！」



話が終わったのか去っていく先輩。



『…かっこいい。』

黒「半澤さん？僕のルームメイトだよ。」

『へぇ、イケメンだな。』

黒「まぁ、顔はね。顔は僕もイケメンだと思うよ。」



ずっと笑ってるから腹立つけど。なんて言う黒の声は俺には届かない。


なんなら、半澤さんと喋っていた時の会話すら俺は聞けていない。


それくらい、半澤さんはかっこよかった。


最初から最後まで開かれなかった眼。優しそうだと見つめていた時、その閉じられた瞳と目が合った。



黒「因みに風紀委員だよ。」

『へぇ〜。』

黒「なれば？」



こいつは俺が面倒事が嫌いだと知ってる筈だろ。寮に住むことでさえ面倒臭いのに、風紀委員なんて尚更ごめんだ。



黒「えぇ〜？親友をそういう目では見たくなかったけど、半澤さんは見たいじゃん。」

『お前なぁ…。』

黒「お願い！好きなんでしょ？」

『はぁ？好きじゃねぇよ。かっこいいって言っただけだろ。』



ふぅ〜んなんて面白くなさそうに返事をするこいつだが、逆にお前は親友が男を好きでも良いのかと思う。


俺は至って普通の男の子。男を好きになるなんて有り得ない。




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半澤 雅人(はんざわ まさと)

・黒羽密のルームメイト
・ずっと笑顔
・2年

前の席。→←親友の裏。

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