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--花垣視点
過去に戻れなくなった
オレは千冬の経営するXJランドに
足を運んだ
店内はキレイに整理され奥では一虎君が
商品の陳列をしていた
千冬・・・オレ・・
マイキー君に会って話したかった
どうしてまたあんな悪いほうに
いってしまったのか?
そんなそぶりなかったのに・・・
千冬もマイキー君がいなくなってから
探し回ったみたいだった
双悪にも聞きに行ったが
Aの事は忘れてくれと
何も教えてくれなかったという
千冬
だからこう思う事にした
マイキー君はきっとAと一緒になって
二人が思い描く道を見つけたんだって
だから・・・
オレも自分の道を生きようって。
結局マイキー君には敵わなかったな。。
Aみたいないい女・・
・・手放すわけねぇかシシッ
今のオマエもヒナちゃんを幸せにする
大事な道があるんだぞ!!
そうだ・・マイキー君だって
Aちゃんだって
自分の決めた道を歩んでいる
オレがとやかく言う事じゃない・・
千冬の店を出て少し歩くと
一虎君が待っていた
”マイキーをほっとけねぇ”
一虎
約10年刑務所の中で時が止まってた
久しぶりの外の世界には東卍はねぇし
マイキーがいねぇのにみんな笑ってる
俺はまるで浦島太郎・・・
でも・・だからこそわかる事がある
マイキーは変わんねぇ
今のマイキーの生き方は
自分の選んだ道じゃねぇ
力を貸すぜ、花垣武道
--そうだ
過去に戻れなくても、
現代でマイキー君を捜し続ければいい
どんなに時間がかかっても
オレらが歩み寄ればいい--
一虎君と一緒にマイキー君の手がかりを
探し始める事となった
一虎
今、Aに会ったら俺
殺さっれかもナ
花垣
Aちゃんも今や梵天ですからね・・
それから何の手がかりもないまま
2ヶ月半がたった
アッくんの美容室で髪を切ってもらいながら
話しをしていた
千堂
で?諦めたン?
花垣
いや、オレはどんなに時間がかかっても
マイキー君を見つけるさ
タイムリープして一つ確実に学んだ事は
諦めなきゃなんとかなる!!!
帰り道スマホに着信があった
タイムカプセル開けようぜ!
この日に合わせて日本に帰ってきた
八戒からの電話だった
--6月19日
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作者名:ria | 作成日時:2023年1月24日 21時