【寝惚け】 ページ13
寝ぼけた新兵サカズキとボルサリーノ((
リクエスト
とある海に浮かぶ軍艦には似つかわしくない少女がいた。
お手伝い位しか出来ないけど、できる範囲で働かせてもらっている私は借りてる時計を取り出して時間を確認する。
『そろそろサカズキを起こしに行った方がいいかな』
時計をしまって海兵達の寝所のある部屋に足を進めようという瞬間にキュピンッと音と共に私を見下ろすボルサリーノが現われた。
「ならわっしも行くよォ、丁度アイツと交代だからねェ〜」
『うっ……ん、行こっか』
呼びに行く手間が省けたからいいけど心臓に悪い。
慣れてきたからいいけどマジで怖い、最初の時は『うぉッ!?』ってビックリして今も誤魔化したつもりだけど多分ボルサリーノだし、驚いてることバレてるだろう。
なんて考えてたら船内の寝所の扉の前にいた。
『よーし、』
「ん〜?腕なんか捲ってなにかするのかい〜?」
『たまーに、声掛けても起きない時があるんだよね。強い衝撃与えすぎるとマグマ化するから枕でたたき起こす時にめっちゃ腕疲れるから今のうちに、とね』
「へェ〜」
『起きる時はパッと起きるんだけど、今日はどうかな』
他の海兵さんを起こさないようにそっと扉を開けて静かに部屋に入ると2段ベットが幾つか並んでて、その奥の下の段にサカズキが見えた。
「…」
『…サカズキ』
最初は軽く揺らす、起きる時はこの段階で起きるけど起きない。
その次は枕を無理やり引っこ抜くんだが、枕を掴もうとしたら私の腕が捕まった。
起きたぽ「しつこいのぅ…」
『いッ!?』
グイッと何倍もデカい手に腕を引っ張られて前のめりになり、反射的にベッドの縁にもう片方の手で倒れないように支えた。
反射的に閉じた目を開けるとサカズキの顔が
「黙らせちゃる…」
『ッ』
今まで見たことないような瞳に私は息を飲んで動けなくなった。
「さっさと起きなよォ〜」
そうだ、今日ここに来たのは"私だけじゃない"んだった。
「ぐは…ッ!!!」
大きな手のひらが私の視界を覆うのと同時にサカズキの声が聞こえた。
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またる - お話面白かったです!これからも頑張ってください! (2020年8月23日 9時) (レス) id: 15db7b492a (このIDを非表示/違反報告)
Marubox(プロフ) - Noahさん» 2回目リクエストありがとうございました! (2020年7月28日 13時) (レス) id: db25b1c069 (このIDを非表示/違反報告)
Noah(プロフ) - 2回目のリクエストです...崖にすわってる夢主と新兵クザンをお願いします...(私のイメージでは消えてしまいそうな夢主に対して...って感じです) (2020年7月21日 22時) (レス) id: 9d3f0fa908 (このIDを非表示/違反報告)
〇 - まだまだリクエスト受付中ですのでお気軽にどうぞ! (2020年7月21日 22時) (レス) id: db25b1c069 (このIDを非表示/違反報告)
〇 - Noahさん» リクエストありがとうございました! (2020年7月13日 22時) (レス) id: db25b1c069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Marubox | 作者ホームページ:https://twitter.com/maru_kibun
作成日時:2020年7月1日 23時