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5-38 ページ40
樹side
一番きょもに守られていて、
一番にきょもに愛されていて、
きょものことを一番わかってない北斗に
そんなことを言われて苛立たないはずがなかった。
「お前に何がわかんだよ。もういい。」
俺は詰め寄ってきた北斗の唇を奪った。
唾液を北斗の口に送り込み無理やり麻酔をかける。
北斗は力を無くしたかの様に倒れ込んだ。
そうそう。
結局何を言おうが、意味がないんだ。
この食物連鎖の頂上に立つ人間の
さらに頂上にいる蜂に蝶ごときが勝てるわけないんだ。
俺はきょもに見つからないように北斗を家に運んだ。
ジェシーも呼び出した。
もう次期北斗も起きるだろうか。
もし起きたら何を言ってやろうか。
俺の心は浮き上がった。
5-39 「本当に、麻痺させられてるのは誰?」→←5-37 「嫉妬は世界で一番憎い。でも、美しい。」
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作者名:蕾華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pandaraiyu1/
作成日時:2020年12月3日 22時