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5-29 「手のひらの世界」 ページ31
大我side
俺はある情報を仕入れ、樹に要望を伝えようとしていた。
ある情報とは単純明快ジェシーが北斗を喰おうとしている。
それだけだ。
本当は樹にこんな負担をかけさせたくない。
でも、北斗が食べられるのはもっと嫌。
「樹。ジェシー本気で北斗のこと喰おうとしてる。北斗が食べられるのは嫌だ…」
すると、樹は俺のわがままを快く受け入れてくれた。
「いいよ。きょもがそう言うなら、ジェシーを傀儡にさせてあげる。」
ああ。これでまた不穏分子が消える。
俺は自分の思い通りに動くこの世界に満足した。
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作者名：蕾華 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pandaraiyu1/
作成日時：2020年12月3日 22時
