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5-26 ページ28
北斗side
特に京本なんてそうだ。
北斗を守るよなんて、
蛾が蛾を守って、なんて滑稽なんだ。
俺は京本が守るべき佐久間くんを殺せる立場だというのに。
前は京本の両親みたいな人になりたいって思ってたけど、
やっぱやめた。
俺は、誰にもなりたくない。
孤高で孤独で蠱毒な毒を持つ蛾だから。
俺の持ってる毒は猛毒で、誰でも殺すことができる。
その上、犯罪にならない。
バタフライバースのことは世に知られていないし、蛾の毒は検出できない。
蛾に生まれて良かった。
初めてそう思った。
5-27 「もう食べてしまいたい。だって食べないと…」→←5-25 「守られる意味」
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作者名:蕾華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pandaraiyu1/
作成日時:2020年12月3日 22時