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5-15 「命の恩人」 ページ17
樹side
「そ〜。ジェシーってするどいね。
そんな鋭いなら…わかるよね…」
「分かった。大我は襲わない。」
「よかった、よかった。
きょもさえ襲わなければなんでもいいんだよ。
ちなみに言っとくけど、きょも蛾だよ。
ジェシー俺のおかげで命拾いしたね。」
その声で安心したように声を柔らかにする。
おれ、ジェシーのこと気に入っちゃったかも。
きょもを傷つけないようにジェシーを言いなりにさせておくのも手の打ちだな。
俺にはきょもしか見えてない。
「そういえばジェシーさ…」
きょもさえ守られればほかはどうなってもいいんだ。
だってきょも以外の人間は汚れたただの肉の塊でしょ。
そんなのチリほどの価値も無いよ。
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作者名：蕾華 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pandaraiyu1/
作成日時：2020年12月3日 22時
