バルガスキャンプ7 ページ2
◇
.
「なるほど、見たい物ってユウくんのウェアだったんスか」
レディース売り場から移動してAとラギーは最初にいたメンズ売り場に戻ってきていた。
Aが見たいと言った物はユウのウェアで、ユウと背丈が似ているラギーにAはウェアを当てていた。
『うーん……ユウくんならこの色がいいかな』
ラギーの身体に当てているウェアの色は爽やかな水色。
「オレには合わない色だけど、ユウくんなら爽やかな感じでいいんじゃないッスか？」
『それじゃこれにしようかな』
「他に見たいものはないんスか？」
『うん。付き合ってくれてありがとう』
「どーいたしまして。それじゃレジに行こっか」
ユウにサプライズプレゼントを選ぶことができたAは嬉しそうにカゴを持ってレジに向かおうとすると、そのカゴをラギーの手が奪った。
『ラギー？』
「オレが払うんで。まあ、払うって言ってもレオナさんのお金なんスけどね」
『えっ、そんなダメだよ』
「レオナさんならAの為にいくらでも払いたいと思うけどなぁ。とにかくお金はいいんで！ あ、そういえば外に美味そうなアイス屋があったッスよね。Aはアイス買って待ってて、ね？」
『むう……私とユウくんの分、いくらだったか教えてね？ あとでレオナにお金渡すから』
譲るつもりのないラギーにAは折れ外に向かう。
最後まで奢られようとしないAにラギーは「ホント真面目ッスねえ。Aのそういうとこも好きなんスけど」と尻尾を揺らしながらレジに並んだ。
そのレジで店員のお姉さんに
「可愛い彼女さんですね」
と言われラギーは嬉しそうに
「そうでしょ！」
と微笑んだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1471人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここ(プロフ) - ミコミコさん» ミコミコさん、コメントありがとうございます^_^セベクの純粋なところ可愛いですね…！ (2021年12月8日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ミコミコ - セベクが可愛い…………(^^) (2021年12月8日 6時) (レス) @page12 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 翡翠さん、まさかセリフを覚えてきたとは、Re:startのお話のでしょうか！？もしそうだとしたら凄いです…っ！！ (2021年7月25日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - いやー、セリフ地味に覚えてきましたねw (2021年7月25日 14時) (レス) id: 34ae80e840 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 毎日1話…！もうセリフとかも全部完コピできちゃいそうですね…！応援本当に嬉しいです、ありがとうございます(*^_^*) (2021年6月18日 21時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ここ
| 作成日時：2021年5月7日 12時
