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◇
放課後。
寮に戻る彼らの肌を、砂漠の暑い日差しが照らしていた。
寮に帰ったら水浴びでもするか、と話していると彼らの前方にAの姿を見つけた。
彼女はレオナやラギー、ジャックとも仲が良い。
荒くれ者と嫌煙されがちの自分達にも、決して態度を変えることなく接してくれる。
そんなAは彼らの中で、守りたい存在になっていた。
「レオナ先輩の姉御になる人を、物騒なサバナクロー内を1人で歩かせるわけにはいかねぇ。俺らで護衛しよう」
「重たそうな荷物を持ってるし、俺は荷物持ちになる」
「サバナクロー寮までは日差しも強い、俺は日除けになるぜ」
と、各自Aを守ろうと思い行動に出た。
Aちゃん、と後ろから声をかければ、振り返ったAは自分達に
『こんにちは』
と笑みを零す。
その笑みにきゅん、としながらも彼らは手筈通りの行動を起こした。
1人じゃ危ないから俺たちも一緒に行くよ、重そうな荷物だね持つよ、と言うと、Aは『みなさんの手を煩わせるわけにはいかないので、1人でも大丈夫ですよ。それにこれはお菓子が入っているだけなのでとても軽いですから』
と笑顔でやんわりと断った。
遠慮するAに「なんて謙虚なんだ……」と好感度が上がる。
だが、彼らにも譲れないものがある。
一度こうすると決めたことは最後までやり通さなければ気が済まない。
それなら荷物だけでも、とAの持つ袋を持ったのだが、その様子は側から見れば、か弱い少女が強面な集団に絡まれ、カツアゲされているように見えても仕方のないものだった。
「……ということで、俺ら別にAちゃんにちょっかいなんて出してねえよ」
「…………君らねぇ、紛らわしいんスよ」
『ラギーとジャックはなんで慌ててたの？』
「まあ……気にすんな。お前がなんともねえなら、それでいい」
『んん？』
ぽん、と頭に乗せられるジャックの手。
自分が絡まれていたと思っていないAは、不思議そうに首を傾げていた。
◇◆ここの呟き◆◇
リクエストいただいた 夢主ちゃんとサバナクローモブとの絡み でした
ちなみにモブさんたちが、Aちゃんの飛び跳ねる姿を見てニヤニヤしていたのは「おいおい、マジかよ、可愛いな」と思っていたからです
リクエストありがとうございました！
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翡翠 - リクエスト受けてくださりありがとうございます！ここ様がかき終わるのをお待ちしております！ (2021年6月24日 16時) (
レス) id: 8ff121e900 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 翡翠さんと翡翠さんのお姉さま、リクエストありがとうございます^ ^リクエスト、かしこまりました。 (2021年6月23日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - スピカブラックさん» スピカブラックさん、リクエストありがとうございます^ ^カリムとアズールの取り合いのお話と、フロイドとリドルくんが入れ替わるお話、お時間をいただくことになりますが、かしこまりました。 (2021年6月23日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - もう一つリクエストでフロイドとリドルが入れ替わって夢主ちゃんに助けを求める話がいいです！ (2021年6月23日 17時) (レス) id: 7ca7b99cb8 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 1人何回でもokなんですね！わかりました！では、早速リクエストで、ヴィルによってお化粧をした夢主ちゃんがみたいです！あと、姉からで、ヴィルとルークが夢主ちゃんを取り合いするお話がみたいそうです！ (2021年6月23日 17時) (レス) id: e3fc381a9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年5月4日 13時
