赤side ページ17
カーテンの隙間から差し込むぽかぽかした陽気が気持ち良い
夏も終わりに近付いている
まだ暑さは残っているけど、だんだん秋が近付いてきてるんだなと、ぼーっとした頭で考えていた
みんながお見舞いに来てくれて、それで、途中で寝ちゃったんだ
悔しいなぁ
みんなとちゃんと話したかった…
体のだるさもだいぶ抜けてきて、ゆっくりと体を起こす
まだ腕には点滴が付けられている
…ほんま、この2日間で色んな事あったんやな
他人事のように思う
そんな時、
｢しげ｣
声が聞こえる
声の主は、流星だった
青｢淳太と�陲舛磴鵑半隼砲呂泙晋紊罵茲討�れるらしいで。神ちゃんと望は明日仕事やから今日はもう帰ってもうたけど｣
赤｢…へ｣
青｢それが聞きたかったんちゃうの？みんなと話したかったなぁってカオに書かれとるで。｣
赤｢…そんな分かりやすい？｣
青｢…おん、分かるで。ずっと傍で見てきたからな｣
ずっと傍で、
俺ら、同期で、ずっと昔から一緒やったもんな
でも、流星は何か思い込むような表情を浮かべている
赤｢…流星？やっぱり、怪我痛い？｣
心配になってベッドから降りて流星の元へ向かおうとしたが、流星が手で、来るなのジェスチャーをする
その代わりに、流星はベッドから降りて、俺の元へ向かってきた
俺は流星が座れるスペースを開ける
流星はそこへ腰を下ろした
青｢…改めて言うけど…ほんま、直ぐに気付いて助けに行けんくてごめん、怖い思いさせてごめん｣
流星は辛そうな表情でそう呟く
赤｢…うんん、ちゃうよ、俺が、ずっと黙って、誰にも相談せんかったから…。思い込みやろ、とかイタズラやろって思われて相手にされへんやろうし、って思っとったから｣
青｢…｣
赤｢でもそのせいでかえってみんなに迷惑かけてもうた…｣
青｢迷惑ちゃうよ｣
赤｢…｣
青｢しげが、平川さんに何されとるか分からんし、無事かどうかも分からんくて、ほんまに生きた心地がせえへんかった。俺も、他のみんなも。苦しかったやろ、痛かったやろ｣
頬を優しく撫でてくれる
あの時、助けてくれた時みたいに。
赤｢…っうんん、助けてくれてほんまありがとう、あの時、流星を見たら、凄い安心した。怖くてどうしようもなかったけど、流星が来てくれたって分かって、嬉しくて…｣
言葉を言い切る前に、俺は流星に抱きしめられた
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いずみ - いつも作品楽しみにしています。作者様のペースで大丈夫ですのでゆっくりでも更新してくださると嬉しいです。応援してます！！ (2021年12月29日 0時) (
レス) @page18 id: e2a4b2b3e3 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - いずみさん» いずみさん、ありがとうございます！！とても嬉しいです！！この調子で書き進めていければと思います！！またお付き合い下さると有難いです (2021年12月2日 8時) (レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - いつも楽しみに見ています。最近更新速度が早くてとても嬉しいです！これからも楽しみにしています！ (2021年11月30日 22時) (レス) @page2 id: e2a4b2b3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2021年11月29日 21時
