情けない ページ16
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取材も巻いて、少し早く終わり、帰り際にメンさんと、知り合いのパーティー、いわゆるカルチャーパーティーに行こうとした。
亜嵐「玲於、ちょっとアラン様からの助言が」
なんだよリーダーって思いながら、亜嵐くんが楽屋出たところで、急に俺の肩に手置いて真面目な顔になった。
「何急に?」
亜嵐「絶対、後悔ないようにね。Aちゃんと。」
何かと思ったらそんなことだった。
「A、妹的な存在だし、あいつも好きな人いるらしいから。」
亜嵐「Aちゃんは玲於の事好きだと思うよ。きっと。」
「なんでそんな事分かんの?」
この時の自分は無責任すぎた。
亜嵐「例のご飯会のとき、玲於は知らないと思うけど、玲於が優香さんに絡んでるとき、Aちゃんどれだけ傷ついてたと思う?」
「俺、そん時の記憶全くなくてさ、何してた?」
亜嵐「抱きついてたよ。優香さんに」
深刻そうな顔になったら、女の子のことになったら、本当に真剣なんだってわかるリーダーの顔。
それを聞いた時、言葉が出なくなった。
何も言えなかった。
お酒の力って怖えなって、俺何やってんだろって、それ以上に信じられないのは
Aがその現場を目の前見ていたこと。
Aが俺のこと好きなら尚更、Aのこと傷つけた自分が悔しくて、情けなくて、たまらなかった。
亜嵐「Aちゃんは、これでも妹的存在なの?」
「亜嵐くんありがとう、気付いたよ、俺だって。」
亜嵐「ならいいけど、Aちゃんのことこれ以上傷付けるなよ、ジェネとしても今が1番頑張り時だから、世間の目も気をつけて。」
深刻そうだった顔にも陽気な笑顔が戻った。
恋愛大マスター、さすがだ。
カルチャーパーティーも正直行ってる場合じゃないけど、大事な繋がりだから、早めに行って早めに帰ることにした。
楽屋で待ってたメンさんに
「Go!メンディー! 」
メン「お、おう!笑」
調子がいい時くらいこういう事言ってみたかった。
タクシー捕まえて、ビルの住所伝えて、パーティーへ向かった。
パーティーではいつもお酒呑んで少し酔っ払って帰るけど、今日はそんなことしてる場合じゃない。
メン「なに、そんな早く帰りたいの?」
「うん、だから挨拶だけして、帰る」
知り合いに軽く挨拶をして、その場を出た。
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かれん(プロフ) - あかりさん» ご愛読ありがとうございます!そのお言葉とても嬉しいです( ; ; )お話溜まっているので随時更新していきますねm(__)m (2020年4月11日 14時) (レス) id: c37460d3ba (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - この作品始まってすぐからずっと読ませてもらってます!!毎回キュンキュンして超ニヤけてほんっとうに最高です!!幸せになれます!更新待ってます!!! (2020年4月9日 2時) (レス) id: f81c34e9d9 (このIDを非表示/違反報告)
yopebona(プロフ) - 初めの方のパスワード教えて頂くことはできますか?2を読んでとても気になるので! (2020年3月27日 9時) (レス) id: 2df607c5ad (このIDを非表示/違反報告)
名無し17767号(プロフ) - はじめまして!今はまだ叶わぬ恋2じゃない方のパスワードを教えていただきたくコメさせて頂きました、!今はまだ叶わぬ恋の方を開いてパスワード聞ければよかったのですが聞けずこちらに書かせていただきました、。この小説好きなので応援してます! (2020年3月11日 10時) (レス) id: 8a7940d163 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - いちごさん» ご愛読ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです( ; ; )これからも玲於くんをかっこよく可愛く書いていきますのでこれからもどうぞよろしくお願いします!m(__)m (2020年1月20日 18時) (レス) id: bb95bb9305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かれん | 作成日時:2019年10月15日 13時