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夢の話 ページ19

「…じゃあ次のイベントはこれだね!」


ある休日、冬弥達Vivid BAD SQUADはWEEKEND GARAGEにて会議をしていた。


内容は自分達が次に出るイベントについてだった。


「ああ、このイベントは毎回かなりの実力者が集まるからな。オレ達がどこまで通じるか試すにはいい機会だと思う」


「こはねも冬弥もいいよね?」


「うん!もちろんだよ!」


「俺も問題ない。…あ、白石」


冬弥はふとある約束を思い出す。


「なに?」


「フライヤーを1枚貰ってもいいだろうか」


「全然いいよ!でも珍しいね、冬弥がそんなこと言うの」


「確かにな、誰か誘うのか?」


「ああ。この前次のイベントがあったら教えて欲しいと頼まれてな」


「それってうちの学校?もしそうだったらチケット渡そうか?」


「…いや、できれば俺が直接渡したい」


杏の申し出に冬弥は笑みを浮かべつつ断った。


「…冬弥、ひょっとして彼女できた?」


「は!?」


思わぬ杏の発言に何故か1番彰人が驚きを見せる。


「あ、青柳くんそうだったの?」


こはねの問いに冬弥は首を傾げながら答える。


「…?いや、彼女ではないが」


「なーんだ、てっきりそうなのかと思っちゃったじゃん!」


余りにも珍しいこと言うからさー、とどこか残念そうに言う杏を尻目に、彰人は言う。


「…ま、恋愛するのは自由だからな」


「ああ…?」


余り分かっていない様子の冬弥だった。


「じゃあ気を取り直して…、セカイ(・・・)行って練習しよっか!」


「そうだね!」


そういうとこはねはスマホを取り出し、とある音楽を再生する。


その音楽が流れた瞬間、4人はその場から姿を消した。

空の檻→←.



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作者名:レノ | 作成日時:2022年5月7日 23時

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