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あれから何日たったか分からないけど、蓮くんは相変わらずの笑顔でテレビや雑誌に出ている
｢そりゃ、気にしてるわけないよね〜｣
蓮くんの連絡先も消して、行ったら会うかもしれないから、謝ってジムも辞めてしまった
蓮くんからしたらきっとただの暇つぶしだったんだろうな
｢少しだったけど、蓮くんと話してたんだ私｣
うちわとタオルを見る度私は胸が苦しく苦しくてたまらない、好きなのに思い出したくないなんてそんなの私のエゴ。
【非通知から着信です】
｢も、もしもし｣
？｢ねぇ返して｣
｢え？どちら様でしょうか…？｣
？｢うちのあ！い！か！ぎ！｣
｢あっ、翔太くん｣
渡｢気づくの遅すぎ、今日19時赤坂の○○って店｣
｢え、え？｣
渡｢じゃ、よろしく｣
一方的に場所と時間だけ言って翔太くんは切ってしまった
｢もー、お兄に返してもらえばよかった、｣
会いたくない、けどずっと持ってる訳にもいかないから返してすぐ帰ろう
言われた通りの場所に行くとハットを被ってマスクをしているいかにもって人が立っていた
｢あの、｣
渡｢なんですか？ん？あ、Aじゃん｣
｢これ、ありがとうございました｣
鍵を手渡して帰ろうと思ったのに、まさかあなたも居るなんて。
目｢翔太くんおまたせ〜｣
渡｢おう目黒｣
｢…｣
目｢…っ、なんでいるの｣
｢ご、ごめんなさい帰ります｣
渡｢待ってAちゃん、俺が呼んだんだよ｣
目｢…そうっすか｣
翔太くんが私を引き寄せてそう言えば蓮くんはそっけなく返して、お店に入っていった
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作者名：う | 作成日時：2020年3月24日 23時
