ふっかの妹は目黒担？ (ページ36)

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渡辺side

佐｢めめ今日なんかあるの〜？｣

目｢人と約束があるんすよ｣

撮影が終わって楽屋で着替えていた佐久間と話す目黒は少し嬉しそう

着替え終わると目黒は急いで出ていった

渡｢なぁ涼太なんであんなにめぐろ嬉しそうなんだろうな｣

舘｢なんでだろうな｣

渡｢まぁいいや涼太お腹空いた｣

舘｢ハイハイごはん行くか｣

渡｢行く〜｣

涼太の家でご飯を食べた帰り道、家の近くの公演を通り掛かった時ベンチで俯いてる女の子がみえた

渡｢こんな夜中に何してんだろ｣

俺はその子の方へ足を向けていた
普段絶対に自分から声なんてかけないのに何故か今はかけなくちゃいけないそんな気がして声をかけたんだ

近づくとそこに座っていたのはふっかの妹で俺の片思いのあの子だった。

渡｢A？ちゃん…？｣

｢しょ…うたくん…｣

渡｢えっ、なんで泣いてるの…？｣

俺の声に顔を上げて見つめたその瞳から、大粒の涙が流れていた
不謹慎だろうけど、その表情は息を飲むほどきれいで

必死に涙を拭おうとするAちゃんに、ハンカチでもかっこよく渡せばいいのに俺は持っていなくて、カバンの中を探した時タオルがありそれをAちゃんに渡して隣に座った

｢…ふっぇ…ひっく…｣

より泣き出してしまったAちゃんを思わず抱きしめてしまった

渡｢…Aちゃん、今はゆっくり泣いていいよ｣

思いっきり俺の胸で泣き出したAちゃん
少し経つと規則的な寝息が聞こえてきた

渡｢え？ねちゃった？笑｣

眠るAちゃんの目は腫れているのに、寝顔もどこの女の子より綺麗な顔をしている。

渡｢どうすっか、家知らねぇし｣

ふっかに迎えに来てもらう？それとも起こす？
おこすのは可哀想か、ふっかに連絡しても返って来ない。どうしようもなく俺の家に連れて帰ってきてしまった。

｢んぅ…蓮く…ん…｣

メイクを落としてあげてベットに横にすると、涙を流しながら、目黒の名前を呼ぶAちゃん

渡｢俺じゃダメなの｣

眠るAちゃんの額にキスを落とし、寝室を出てソファーで考えているうちに眠り着いた。

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