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放課後。
私は、サッカー部のグラウンドにいた。
「あ、A先輩!どうされたんですか?」
マネージャーらしき女の子が近寄ってきた。
あ「うん、ちょっと見学」
「そうなんですか!!ゆっくり見て行ってください!」
満面の笑みを浮かべて、向こうに行った女の子。うむ、かわいい。
私は、もう一度グラウンドのほうをみた。
視線の先には、健太くんがいる。
なんか…いつもの雰囲気とちょっと違うなぁ。
いつもはなんかほわほわしてて、天然っぽい雰囲気があるんだけど、今はすごい男の子な感じ。
ぼーっと見つめていると、選手の人たちがベンチあたりに集まってきた。
休憩だろうか。私は邪魔にならないよう、はしっこのほうに移動する。
すると、健太くんがドリンクを持って私のほうに駆け寄ってきた。
健太「A先輩、きてくれたんですね!!」
あ「うん、だって約束もしたし!」
健太くんはうれしそうに笑って、ドリンクを飲む。
健太「あ、A先輩!部活終わってから、時間ありますか?」
あ「あるけど…?」
イマイチ質問の意図がつかめないでいると、健太くんは笑いながら言った。
健太「よければ、お話したいなって思って」
あう…その笑顔は殺人的だな!!
あ「うん、もちろんいいよ」
健太「やった!!あ、それじゃ俺そろそろ戻りますね!」
手をふりながらグラウンドに戻って行った健太くんを、部活が終わるまでずっと見続けた。
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夢 - 主さんストーリーとても面白いです!あの質問なんですが作った人から名前変換オリジナルの名前って見たりできるんですか? (2022年10月9日 18時) (レス) @page7 id: 914057515a (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 幼なじみ可愛すぎて心臓痛いです笑 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 3964615cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - か - せんぱいがいいな - 笑 (2016年6月28日 16時) (レス) id: a9f7a71f31 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - 先輩がいいです! (2016年2月29日 1時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - せんぱいで!! (2015年7月20日 23時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憐 | 作成日時:2014年3月17日 16時