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story.24 ページ28

近い、近い、近すぎるっ!!


このままファーストキスは奪われてしまうのだろうか…



私はぎゅっと目をつむり覚悟を決めた。




すると、入り口の扉が開く音。え、開く音!?


私は目を開け、入り口のほうを見てみる。




すると、先ほどの先輩が顔を赤くしてたっていた。


「あ…あの、お邪魔しました//」



あ「え、あの!?誤解ですよ!?」



私たちのことを、イケナイ関係だとでも思ったのだろうか。それだったら本当に嫌だ。



優斗先輩はあーあ、といいながら体をおこした。



優斗「邪魔されちゃったね」


クスリと笑う先輩だが…



あ「…さっきの先輩がこのこと広めちゃったら…その、私が説明するので…なんか、先輩に迷惑かけちゃいましたね」


実際のところ、私は何も悪くない気もするけれど、ここは謝っておくべきだろう。



伏せていた顔をあげると、先輩はきょとんとしていた。



優斗「なんで、Aが謝るわけ?押し倒したのは俺だし…あ、でも…」



先輩はいたずらっぽく笑い、私の耳元に顔をよせた。



優斗「俺は、本当にそういう関係になってもいいけどね」


わざとっぽく吐息まじりに言葉を発しているので、くすぐったくて仕方がないっ…



ていうか…そういう関係って…



あ「先輩のいう、『そういう関係』って…もしかして体の関係ですか」


そういうんだったら、今後一切かかわりたくないな。


優斗「ははっ、違うよ。おもしろい発想するね。そういう関係っていうのは、恋人ってことだけど」



さらりと言ってのける先輩からは、さきほどの真面目オーラなんて感じられない。こっちが本性か…



私が押し黙っていると、先輩は思いついたように声を上げた。



優斗「あ、そうだ。…ねえ、さっきの続き、しちゃう?」


妖しげに笑い、さらに近づいてくる。



あ「あの、そういうのは…ちゃんとした好きな人にするべきだと思います」



私は真剣な顔で先輩の顔を見つめる。


優斗「…ははっ、これ遊びだと思われてんのかー…結構、俺本気なんだけど」



まただ。この、真剣な顔。



しばらく見つめあっていたが、先に先輩が声を発した。



優斗「まー、疑われたまんまってのもちょっとやだし。本気だってこと、体でわからせてあげてもいいんだけど」


待って、今恐ろしい言葉が聞こえた。



優斗「今日はこのへんでやめにしようかな。そろそろ下校時刻だし」


その言葉に、ほっと胸をなでおろす。


とりあえず、助かったってことかな。

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- 主さんストーリーとても面白いです!あの質問なんですが作った人から名前変換オリジナルの名前って見たりできるんですか? (2022年10月9日 18時) (レス) @page7 id: 914057515a (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 幼なじみ可愛すぎて心臓痛いです笑 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 3964615cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - か - せんぱいがいいな - 笑 (2016年6月28日 16時) (レス) id: a9f7a71f31 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - 先輩がいいです! (2016年2月29日 1時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - せんぱいで!! (2015年7月20日 23時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年3月17日 16時

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