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story.21 ページ24

優斗「…で、これで以上だが何か質問はあるか?」



あ「いえ、ありません」



説明も終わったようなので、私は教室に戻ろうと腰を浮かす。



すると、先輩にとめられた。



優斗「授業までもうちょっと時間あるし、なんか話そうぜ」



なんだかすごく自由な人だ。



とりあえず、もう一度いすにこしかける。



すると、私の前に座っていた先輩が立ち上がり私の隣に座った。


なぜ隣に座る必要があるのか。




優斗「そんでさ…俺のこと、どっかで見たことない?」


私の顔をのぞきこみながら、変な質問をしてくる。



あ「校内でなら、見たことありますけど」



優斗「んー、覚えてねぇのかな…俺、一応小学校一緒だったんだけどな」


…はい?


あ「よくそんなこと覚えてますね、私、小学校のころの記憶なんて全然ないんですけど」



なんか、いろいろと唐突だな。



優斗「俺、記憶力はいいんだよな」


ニカっと歯を見せて笑う先輩に、私は少しだけ心当たりが。


…もしかして昨日お母さんが言ってたのって…



あ「あの、かっこいいとかで噂になってた先輩ですか?」


優斗「おー、なんだ覚えてんじゃん」



あ「いえ、昨日たまたまお母さんと話してて…怜と蓮と…あともう一人一つ下の子が…」



優斗「一つ下の子、健太だな。今年、入学してきたはずだけど」



…あ、健太くんなの?なんか、すごいかも。高校でまた、こうやって集まるんだ。



あ「先輩と、ほかの三人は仲が良かったんですか?」



優斗「おう、よく話してたぜ!…っと、そろそろ時間だな。


A、部活とか入ってないよな?」



あ「え、まあ…」



優斗「それじゃ、放課後またここに集合な!はい決定。じゃあなー」



そういって風のように出て行ってしまった。いきなり名前呼びだし。



とりあえず私も、授業に遅れないように教室に向かおう。

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- 主さんストーリーとても面白いです!あの質問なんですが作った人から名前変換オリジナルの名前って見たりできるんですか? (2022年10月9日 18時) (レス) @page7 id: 914057515a (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 幼なじみ可愛すぎて心臓痛いです笑 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 3964615cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - か - せんぱいがいいな - 笑 (2016年6月28日 16時) (レス) id: a9f7a71f31 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - 先輩がいいです! (2016年2月29日 1時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - せんぱいで!! (2015年7月20日 23時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年3月17日 16時

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