ドSな先輩、クールな同級生、天然な後輩、ワガママな幼なじみ。【名前変換オリジナル】

story.18 ページ21

今は授業中。



朝は怜と一緒に登校したから、なんか変な噂が広まっているようだ。



ま、恋愛系の噂だってことはわかるよね。



最近怜に迷惑ばかりかけている気がする。



ていうか…授業だるい…


初めの授業が数学!?わけがわからないよ!?



私自身、勉強はまあ頑張っているほうだと思う。


でも、だるい。



だるいもんはしょうがない。



まだ眠ったままの脳を必死に動かしながら問題をとく。



…ふう、終わった…




ふと、視界に入った怜を見る。



彼は…メガネをかけている!?




あれ、いつもメガネかけてなかったよね。授業中はするのかな？



だがしかし、よくメガネ似合ってるな…イケメンだからか？




私がじーっと怜を見つめていたら、目があった。



と同時に、授業終了のチャイムが鳴る。



日直の号令で礼をすませ着席すると、怜が声をかけてきた。



怜「A、なんか僕の顔についてる？」



メガネをしながらなので、いつもとはなんかちょっと違う感じ。


あ「ん、いや…メガネしてるんだなーと思って！」


怜「あー、これ…たまにつけるんだ。もしかして似合ってないかな」



メガネをはずし、首をかしげながら聞いてくる怜を見たら、その辺の女子はイチコロだろう。




あ「ううん、すごい似合ってると思う」



笑いながら言うと、そっかと言いながら顔を赤くした。



あ「そういえば、朝はごめんね。なんか変な噂たっちゃったみたいで」


そういうと、怜は真剣なまなざしでこう答えた。





怜「Aがきにすることじゃないし…それに僕は…」

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