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story.1 ページ3

『ピピピピピ………』



朝からけたたましく鳴る目覚まし時計のアラームを止め、ゆっくり起き上がる。



あ「んー…」



そして大きくのびをする、こうすると身長が伸びるって友達に言われたから!!



そうなんだよね、高校生の割には背がちっちゃいんだよね私…



っと、そんなことはどうでもよくて…



今日から高校二年生だ、春休みももう終わっちゃったよ…



少し憂鬱な気持ちになりながら、着なれた制服に袖を通す。



あ「あっ…今日蓮がうちに迎えに来るんだった…!!」



はっと思い出し、準備をするスピードをあげる。




あ「おはよー、朝ご飯は?」



早歩きでテーブルにつき、お母さんに聞く。



母「もうちょっと待って…!


あ、先にご飯だけでも食べとく?」



ご飯だけって…むなしい…



待つよ、と言おうとした私だが視線を上にあげたとたん時計が目に入る。



あ「はっ!?」



その時計がさす時刻は、かなりやばめの時刻だった。



要するに…もうちょっとで蓮が来るってことだ。




あのワガママ王子を待たせるとロクなことにならない。



あ「ご飯だけでも、お願い。時間やばいから。


っていうかなんでおこしてくれなかったの!?」



母「ふふ、お母さんも忘れてて…」



この通り、うちの母はどこか抜けてる。こういう親を持つと困る。



私はお母さんから茶碗としゃもじを受け取り、炊飯器のふたをあけたが…



あ「なにこれ…」



炊飯器の中には、まだ固い状態のお米と水。



母「あ、炊飯開始のボタン押すの忘れちゃった」



私の手元を覗き込みながら、笑顔で言うお母さん。


まるで『テヘペロ☆』とでも言わんばかりだ、もう歳だからやめたほうがいいと思う。



その時、


『ピンポーン』


家のチャイムがなった。


あ「やばい蓮来た!!あーもう、朝ご飯いらない!!いってきます!!!」



私は急いで荷物を手に取り、玄関のほうに向かった。


まったく、あわただしい一日の始まりだ。

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- 主さんストーリーとても面白いです!あの質問なんですが作った人から名前変換オリジナルの名前って見たりできるんですか? (2022年10月9日 18時) (レス) @page7 id: 914057515a (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 幼なじみ可愛すぎて心臓痛いです笑 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 3964615cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - か - せんぱいがいいな - 笑 (2016年6月28日 16時) (レス) id: a9f7a71f31 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - 先輩がいいです! (2016年2月29日 1時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - せんぱいで!! (2015年7月20日 23時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年3月17日 16時

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