story.14 ページ16
優「それじゃ、明日から朝練あるから、朝はあえないかもだけど学校でね!」
優は私がおごったジュースを片手に、手を振りながら帰って行った。
私も手をふりかえし、自分の帰路につく。
まったく、初日からめんどうな役職についてしまったよ…
とぼとぼと歩いていると、少し前に見知った背中。
なんかデジャブを感じる…
私はその人物にかけより、声をかける。
あ「やっほー蓮、今日は部活なかったんだね!」
背中をトンっと叩くと、蓮は体をびくりと揺らし、こちらを見た。
蓮「…なんだお前かよ」
あ「悪かったな、絶世の美女じゃなくてっ」
少し強めに背中をたたいたが、効果はないようだ。
私は、さきほど優から聞いた情報を蓮に確認してみることに。
あ「そういえば蓮、委員長になりたかったの?」
蓮はあからさまに目を見開き、挙動不審になる。わかりやすすぎだ。
蓮「別に…そういうんじゃねーし。つかそれ、誰から聞いた」
説得力ないなーと思いながらも答える。
あ「私、結構噂好きだからさ、情報入ってくんの!朝も言わなかったっけ?」
優の名前は出さず、一応真実をいう。
無言でそっぽを向いている蓮にむかって、私は続ける。
あ「別に、なればよかったじゃん。…あ、私が副委員長だといろいろ迷惑かけそうだからね、それが嫌だったからかもしれないけど」
少し冗談っぽく言うと、いきなり手をつかまれた。
蓮「そんなこと、一言もいってねーし」
あ「あ、そうか。ごめんごめん。でもなぜ手をつなぐ必要があるのか」
私の問いかけには一切答えず、手を握ったまま歩く蓮。
あ「…ねー、なんで手つないでんの?離そうよ」
蓮「やだ」
即答かよ、まるで子供だ。
こうなった時の蓮は、もうどうしようもない。
なんてわがまま。
私はだまって、手を握られながら歩いた。
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夢 - 主さんストーリーとても面白いです!あの質問なんですが作った人から名前変換オリジナルの名前って見たりできるんですか? (2022年10月9日 18時) (レス) @page7 id: 914057515a (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 幼なじみ可愛すぎて心臓痛いです笑 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 3964615cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - か - せんぱいがいいな - 笑 (2016年6月28日 16時) (レス) id: a9f7a71f31 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - 先輩がいいです! (2016年2月29日 1時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - せんぱいで!! (2015年7月20日 23時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憐 | 作成日時:2014年3月17日 16時