35話 外される ページ35
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「できますよ
右手に呪力を込め、校長の後ろの窓ガラスに
そっと触れる
すると少しだけ窓ガラスにヒビが入った
これを見て校長も学校の評判よりも自分の恐怖が
打ち勝ってしまったのだろう
「わ、分かった!ハンコを押す!!だから
やめろ!!」
「…はい、分かりました。
では、さようなら。修理費は置いておきますので」
と、事前に五条先生に用意してもらった
窓ガラスの修理代の一部を校長の机に置き、
校長室から出た
私が退学するための最終手段を五条先生の出張前に話したら窓ガラスの修理代をくれた
…呪術師の給料がいいからってそこまでするかと
思ったが有り難く受け取っておいた
後々学校から突っかかられても困るし
それよりも早く少年院に向かわないと
呪いのレベルがどこまでなのかは詳しく聞かされていないけど、私だって任務を果たせる
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西東京、少年院付近の住宅街____
急いで学校から少年院に向かうと少年院付近が住宅街のため、避難区域が報告されていた
…近くに住宅街があるってことは結界、帳を
開けているにちがいない。
「すみません、呪術高専一年の透見Aです。
私用で遅れました。ここを通してください」
補助監督らしき、黒髪で細身の眼鏡をかけた
男性に話しかけた
すると、男性は私の顔を見るなり目を丸くさせ
何かに怯えているように見えた
「透見A…さん…確か呪術高専に転入
してきた…」
「今回の緊急事態で派遣されました、
ここを通してください」
「も、申し訳ありませんが上から透見Aさんは任務から外せと言われていますので…」
上からって…呪術界の上層部…?
なんで、だって確か五条先生は転入勧誘していたときに『上の人たちは一人でも多くの呪術師が欲しい』
って言っていたのに (※二話)
何故私が外された____?
私は、呪術師なのに、呪術師になったのに
その責務を行わないなんてそんな馬鹿な話が
あってたまるか
「あなたのお名前、なんですか」
「えっ?」
「名前、なんですか」
「あ…ああ、補助監督の伊地知です。
すみません、大人なのに…」
「伊地知さん、私を任務に行かせてください。
私は、今任務に行っている同級生と同じ呪術師です。
通してください、お願いします」
「いや…しかし…」
「なら、無理矢理行かせてもらいます」
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えむむ(プロフ) - あいりさん» あいりさんはじめまして!コメントありがとうございます!!そう言って頂けるととても嬉しいです!頑張ります! (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - さわりにゃんこさん» さわりにゃんこさんコメントありがとうございます!!本当ですか!嬉しいです、、、そうですね!私も一年ズ、二年ズに夢主を絡ませたいです! (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - シノンさん» シノンさんコメントありがとうございます!そう言って頂けるとモチベが上がります!更新頑張ります! (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 初めまして!いつも通知がきて嬉しく読んでます!!勧誘成功してからのお話もとっても読みたいです!! (2020年11月28日 18時) (レス) id: 209cc63d47 (このIDを非表示/違反報告)
さわりにゃんこ(プロフ) - いつも通知が来るたびワクワクしながら読んでます。続編は読んでみたいですね!五条先生との絡みもですが1年ズ以外にも2年ズとかとの絡みも気になるので! (2020年11月28日 18時) (レス) id: a346737382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えむむ | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2020年11月23日 19時