転 入 勧 誘 されてます【呪術廻戦】

30話　退学受理不明 ページ30

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「お疲れサマンサ〜！で、どうだった？これを
機に二人の仲は縮まった？」

「…先生、俺を透見の試験に同行させた本当の
理由はそれですか」

「いやいや、もしAが危険な目にあったときの
ためにってのも理由だって！」

っていうことはそれも入ってるってことと
いうのは私も恵も分かった

この先生、本当にこういうところがある。



「んじゃ、四人目の一年生が加わったことで
親睦会しようか！飯、どこ行く？」

「シースー！！今度こそザギンでシースーよ！」

「おいそこは透見が決めさせるとこだろ？」

「うっさい！アンタは希望通りのビフテキ食えたんだから何とでも言えるだろーが！」


「私は別にどこでもいいから野薔薇が……」


話している途中、ふと目に止まったのは
こちらを見てこそこそと何か話している前の学校の
制服を着た元クラスメイトの女子たちだった


「ちょっと！A！話している途中で止まるの
やめなさいよ！」

と言う野薔薇を無視して、元クラスメイトたちの
前にまで行った


「ねえ、何か私に用事？」

前の学校の時と同じように話し方を柔らかく
意識する

こそこそと何か言われるのは慣れているが、気分は
良くはない



「え…や、やっぱり透見さん…？」

「ほら、だから言ったじゃん！学ランみたいな服着て
眼帯なんてして雰囲気変わってるけど」

そんな雰囲気変わるもの…？
セーラー服から学ランになって眼帯しただけで？

あ、今はそこじゃない


「あ、あの…ずっと休んでるのに普通に外に居て
お兄さんと放課後校門にいた三人と話してるから
サボりなのかなって…話してて…」


…サボり？


「その、気分悪くしたらごめんね！じゃあ！」

「あ、ちょ…っと…」


二人は逃げるように行ってしまった
追いかけるにしても、避けられるかもしれないし
二人に問うより、こっちに問いた方が早い



「…先生、私ってちゃんと退学してますよね、
前の学校」

「えー？そのはずだけど？もしかしたら、僕の嫌いなタイプのAの元先生たちは退学受理、実はしてないのかもね」

「そこはちゃんと確認してください…！」

「ていうかAって前の学校の子と話す時いつも
キャラ変えるよね、疲れない？」

「先生と話してた方が疲れます」





もしかして学校の呼び出しって、私の退学を
阻止するためだけ＿＿＿＿？

受理されてなかったら意地でも受理させてやる




「ま、とりあえず銀座行こっか！」


「とりあえずでまとめないでください」

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