転 入 勧 誘 されてます【呪術廻戦】

28話　二度目の試験 ページ28

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「ということで！Aには悪いんだけどもう一回実地試験受けてもらいまーす！怪我治ったばかりで悪いけど」

「…今からですか？転入前にも夜無理矢理連れ出されてやらされたんですけどあれなんだったんです？」

「まあまあそんなに怒らないで。
うん、確かにそうだけど前回と違うのは左目に眼帯を
しての試験」


「え…」と小さく声が意図せず出る
私の術式は、目を使わなければ使えない
呪いをこの目で見なければ使えない
片目だけで、術式が使えるのか不安だ
しかも、眼帯をしている距離感に完全に
慣れてない…


「そんな不安そうにしなくても、今回は
恵がついてきてくれるから！安心していーよ」

「はあ？！なんでよりにもよって偉そうな男の伏黒なのよ！私も行く！！Aの実力がどんなもんなのか見てみたいし！」

「あ！それ言うから俺も見たい！」

「今回は恵だけ、野薔薇と悠仁は任務の時に
見れるから」


…伏黒さんとか。
男子と一緒に行動するのは初めて…って当たり前か


＿＿＿＿男子から嫌われてたし



＿＿＿＿私を嫌う男子は私も嫌いだったけど






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「って、また会社のビルですか？」

実地試験場所に連れてこられると、
以前見たような雰囲気のビルだった



「違う違う、この前のは経営してる会社でここは
もう潰れてるから」

「そういうことを聞いた訳じゃないんですけど…」


呪いのレベルは幸いつい先日のマンションの廊下にいた量産型くらい。
しかも一体だけ。術式使わなくても大丈夫か…
というか、この前も使う必要なかったのかもしれない


「Aの呪具、持ってきたけど従姉妹のお姉さんの方の呪具、どっち使う？」

五条先生が長銃を持ってきていた
…長銃って遠距離戦しかあまり役に立たないし。


「姐さんの呪具を使います」

制服のベルトにかけてある鞭を外し、
手に持った



「おお、本当に紅色の鞭だ…」


「本当ね、呪具って知らない人から見たら
疑われそう」

「だよねーそれ僕も思う。あ、もしかしてAって Mじゃなくてエ…」

「怒りますよ先生。あと、どちらでもないです
変な設定つけないでください」

「えー！絶対どっちかあるでしょ！ノーマルな
わけないでしょー？！」

「おい透見、早く行くぞ。
構ってもいいこと何もないぞ。」

と、五条先生を遮って伏黒さんが
そう言った

「…確かに。アドバイスありがとう」

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