21話 眠り ページ21
・
「お、あったよ〜千眼の呪具」
「…………」
Aを横抱きしながら呪いに落とされた
千眼の呪具を見つけたが、Aは眠って
しまっていた
「もう話す気力も残ってない、か」
制服は血まみれ、膝、腕、頭、顔からも血が出ていて外傷が酷い
両足とも足首は腫れ上がっているし
こりゃ関節骨折してるか捻挫だな
こんな足で回し蹴りするとか本当にイカれてる
「…まったく、"まだ普通の高校生"のくせに
無茶しすぎなんだよ、お前の従兄弟は」
紅色の呪具を手に取り、Aの胸ポケットに
それを入れた
・
・
マンション下＿＿＿＿＿＿
「ねえ、私たち緊急事態で呼ばれたのよね」
「そのはずだ」
「呪いの気配…たった今消えたよな？」
西東京市のマンション住宅に緊急事態で呼ばれた
高専一年生三人はあちこち破損され、返り血を浴びたマンション前にいた
緊急事態で呼ばれたはずなのに、呪いの気配は
まるで感じられない状況に困惑する
「多分、屋上の呪いは五条先生が祓ったんだろ。
だが、このマンションを見れば呪いは屋上のやつだけじゃなかったってことだ」
「じゃあ誰が…って、まさか…」
「ピンポーン！野薔薇せいかーい！」
「うわ？！ってまだ何も言ってな…A！！？
どうしたのよその怪我！！」
五条に抱き抱えられているAに野薔薇は
駆け寄る
「見ての通り、ここのマンションの屋上以外の呪い。まあ四、三級程度だけど約三十八体くらいは
Aが祓っちゃって見ての通り外傷が酷い」
「なあ先生！透見…大丈夫なのか、これ…」
「うん、さっきまで僕に抱かれてるの照れちゃって話してたからね」
「それ、絶対照れてないですよね」
「僕は今から用事があるから、三人はAを
よろしくね」
"よろしくね"というのはAを高専所属医師の
家入硝子の元に連れて行けという意味だ
しかし、五条の"用事"がなんなのか三人は
理解できなかったが優先すべきなのはなんなのかは
考えるまでもない
「おう！任せといてよ、先生！」
五条からAを預り抱き抱えた悠仁がそう言った
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作者から
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えむむ(プロフ) - あいりさん» あいりさんはじめまして！コメントありがとうございます！！そう言って頂けるととても嬉しいです！頑張ります！ (2020年11月28日 21時) (
レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - さわりにゃんこさん» さわりにゃんこさんコメントありがとうございます！！本当ですか！嬉しいです、、、そうですね！私も一年ズ、二年ズに夢主を絡ませたいです！ (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - シノンさん» シノンさんコメントありがとうございます！そう言って頂けるとモチベが上がります！更新頑張ります！ (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 初めまして！いつも通知がきて嬉しく読んでます！！勧誘成功してからのお話もとっても読みたいです！！ (2020年11月28日 18時) (レス) id: 209cc63d47 (このIDを非表示/違反報告)
さわりにゃんこ(プロフ) - いつも通知が来るたびワクワクしながら読んでます。続編は読んでみたいですね！五条先生との絡みもですが1年ズ以外にも2年ズとかとの絡みも気になるので！ (2020年11月28日 18時) (レス) id: a346737382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむむ
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年11月23日 19時
