キンプリの絆 第7章

玄樹 パニック障害 ページ2

玄樹side


玄樹「病気の治療したいから一旦活動休みたい」


俺は、夜ご飯を食べ終わった後みんなを集めてこう告げた。


紫耀「それはもう...決定事項なの？」


玄樹「うん...。治療に専念したい」


昔から闘ってる"パニック障害"という病気。


Jrの頃は仲間もいて、何より"神宮寺勇太"というほんとに心から信頼している人がいたから、パニック障害という病の中頑張れた。


でも...デビューをきっかけにパニック障害が前より悪化した。


夜になると不安が押し寄せ、過呼吸や目眩が起こる。


このままじゃいけない。


もっと強くなって、成長した姿をティアラに見せたい。


だから、一旦活動を休んで、治療に専念しようと決断したんだ。


廉「いつから休むの？」


玄樹「今溜まってる仕事が全部終わってから休む。で、ＦＡＸで関係者の人たちやファンのみんなに知らせる」


廉「そっか...」


海人「玄さん...ちゃんと戻ってくる？」


玄樹「うん、必ず戻る。約束するよ」


俺はみんなの顔を見て言った。


岸「じゃあ俺らはその言葉を信じる。だから、必ず戻って来いよ。必ず」


玄樹「分かってる。みんなに迷惑かけちゃうけどごめんね...」


神「謝んなくていいの。玄樹は何も悪くないじ
ゃん」


玄樹「うん....」


正直、この決断を下すのには結構な勇気がいた。


デビューしてまだ1年も経ってないのに、俺が活動休止してていいのか。


もし活動休止して何ヶ月か経ったら、もう俺の存在忘れられちゃうんじゃないかって。


だったらJrの頃と同じように、治療しながら活動する。


この方法の方がいい。


でも、、


俺ももっと強くなりたいんだ。


パニック障害は精神的な病だから、やっぱ完治することは無い。


もし完治したとしても、いつ再発するか分からない。


俺はいつまでも、パニック障害と向き合っていく。


でも、治療にきちんと専念したら、少しは良くなると思うんだ。


きっぱりとは言えないけど、でも少しは強くなった姿でティアラの子達に会えると思う。


それに....


"King&Prince"という居場所が完全にできたから。


帰る場所が俺にはある。


だから、自分のためにも、ティアラの子たちのためにも、そしてメンバーのためにも、この決断を下したんだ。


だから、待っててね。



.









.









俺は必ず強くなって戻ってくる＿＿。

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