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玄樹side
廉の手術の間、俺らはあれ以来会話はなかった。
岸くんは何回も自分の腕時計見て、神は周りをウロウロして落ち着きがない。
海人は廉とお揃いのネックレスをぎゅっと握りしめて祈っている様子で、紫耀は"手術中"のランプをじっと見てる。
俺も、ただただ祈るばかり。
もし神様がいるのなら、廉を助けてください。
お願い....廉をっ...！
握りしめてる拳をじっと見てると＿
紫耀「あっランプ...！」
紫耀の言葉に反応してランプを見ると、消えていた。
手術、終わったってことだよね...？
やがて手術室のドアが開き、お医者さんが出てきた。
俺らは一斉にお医者さんの方に駆け寄った。
紫耀「廉はっ！」
医者「手術は無事成功しました。左腕は骨折してしまいましたが、脳などには異常は見られず、命に別状はありません」
神「よかったっ...廉っ...」
ほんとに、無事でよかった...
医者「今日か明日には目が覚めるでしょう」
岸「そうですか...ほんと、ありがとうございます！」
岸くんにならって、俺らも頭を下げながらお礼を言った。
やがて廉も出てきて、左腕はギブスをつけて頭には包帯が巻かれていた。
玄樹「よく頑張ってくれたね...」
廉の顔を初めて撫でた。
温かさを感じて、生きてるんだって実感した。
病室に運ばれて、みんなで廉を囲む。
海人「廉...目、早く開けてね...待ってるから」
神「みんなで廉、待ってるからな...」
みんなで思い思いに廉に声をかける。
どれくらいそうしてたかな？
もうお外は真っ暗。
面会時間も終わりに近づいてきた頃...
紫耀「廉っ...？」
紫耀がはっとしたように廉に声をかけた。
玄樹「どうしたの？」
紫耀「今、廉の右手が...」
動いたってこと？
玄樹「廉、廉！」
声を掛け続けたら目を開けるかもしれないと思い、廉にひたすらみんなで声をかけた。
そして＿＿＿廉は目をゆっくり開けた。
紫耀「廉...よかったっ...」
廉「んっ...ど、こ...」
酸素マスクがつけられてるから声がくぐもってよくは聞こえないけど、薄ら廉の声が聞こえる。
岸「病院。左腕、骨折しちゃったけど、命は無事だって」
廉「そ、っか...」
紫耀「廉、何で俺を庇ったんだよ...俺なんか、庇わなくてもよかったのに...」
廉「きづい、たら...体が、うごいと...った...」
紫耀「何だよそれ...廉がこんな事になったら意味ないじゃんか...っ」
紫耀は涙を流しながら言った。
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ゆっぴー - 廉くんの利き手利き足の怪我で紫耀くんの世話してる内容が見たいです｡廉くんの甘えた発動して欲しいです｡ (2021年7月27日 12時) (
レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - じくねこさん» 読んでみてください！ (2020年9月8日 19時) (レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
じくねこ - ハイマた読んでみます (2020年9月8日 16時) (レス) id: 1083519e52 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - はるきさん» 本当にすいません。今まで応援して下さりありがとうございます。リクエストもくれて、とても嬉しかったです。本当に今までありがとうございました！ (2020年9月8日 8時) (レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - このみさん» お知らせ読みました。まさか予想外でした。このシリーズがもう終わるなんて言うことに。このみさんが決めたことなら仕方ありません。今までお疲れ様です。それでも8章まで続いたのはすごいです。ホントによく頑張りました。これからは別の作品の更新を頑張ってください (2020年9月7日 23時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2020年6月14日 0時
