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廉side
岸「ダメだ...」
神「ダメって？」
岸「電話しようとしたんだけど、エレベーター内だから圏外で無理」
神「マジ...？」
そっか、エレベーター中だと圏外になる場合もあるのか...。
廉「とりあえず海人を落ち着かせるのが先や。パニックになっとる」
紫耀「海人、大丈夫。みんないるよ」
海人「ﾊｧﾊｧｯ...しょ、、お...ｸﾞｽｯ、ﾊｧﾊｧ」
紫耀「大丈夫。海人、深呼吸してみよっか」
廉「海人、スーハーしてみて。一緒にやろう」
俺がスーって言うと、海人も頑張って吸って、俺がハーって言うと、海人も一生懸命吐く。
玄樹「必ず助かるからね。安心してね」
海人「ﾊｧﾊｧ...うん...ｸﾞｽｯ...」
廉「海人、寒くない？」
海人「寒い...」
紫耀「俺の上着羽織っときな」
海人「うん...ありがと...」
紫耀の上着が背中にかかると、ファスナーの部分をぎゅっと握って恐怖に耐えてる。
その姿を見るのが辛くて、俺の心の中は
"早くここから出させてあげてや"
のこの言葉だけやった。
何が、こんな海人を苦しめてるん....？
・
・
玄樹「...ねぇ、ここに閉じ込められて何分経った？」
岸「分かんねぇ...もう1時間過ぎてると思う」
紫耀「海人の呼吸は落ち着いてきたからいいけど、長すぎでしょ...」
神「今は待つしかないよ...。携帯も繋がらないし、ほら、ボタン押しても何の反応も無い」
神が試しに開閉ボタンを何回押しても、ビクともしない。
ほんま、いつ助かるんや...
岸「ってかさ、エレベーターで閉じ込められたのって初めてなんだけど...。めっちゃ怖いな」
玄樹「俺も人生で初めて」
神「俺も。ドラマとか映画とかでしか見たことない」
海人「俺は....あるよ、、」
廉「海人？」
今まで口を閉ざしてた海人が、俯きながら小さな声で言った。
紫耀「何歳の頃？」
海人「...これ言って、バカにしない...？」
海人は少し顔を上げてみんなを見た。
廉「バカになんかしんよ。するやつなんかここにいないから。だから、話して？」
背中を擦りながら言うと、海人は小さく息を吐き、また俯いて過去のことを話した。
・
・
海人「＿＿＿それから、エレベーターが怖くなった...また、閉じ込められるんじゃないか、って...」
岸「そんな事があったんだ...」
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ゆっぴー - 廉くんの利き手利き足の怪我で紫耀くんの世話してる内容が見たいです｡廉くんの甘えた発動して欲しいです｡ (2021年7月27日 12時) (
レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - じくねこさん» 読んでみてください！ (2020年9月8日 19時) (レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
じくねこ - ハイマた読んでみます (2020年9月8日 16時) (レス) id: 1083519e52 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - はるきさん» 本当にすいません。今まで応援して下さりありがとうございます。リクエストもくれて、とても嬉しかったです。本当に今までありがとうございました！ (2020年9月8日 8時) (レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - このみさん» お知らせ読みました。まさか予想外でした。このシリーズがもう終わるなんて言うことに。このみさんが決めたことなら仕方ありません。今までお疲れ様です。それでも8章まで続いたのはすごいです。ホントによく頑張りました。これからは別の作品の更新を頑張ってください (2020年9月7日 23時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2020年6月14日 0時
