【w.r.w.r.d】甘々【短編集】

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・sh「.....ほんまに嫌なん？」
二人っきりで甘い雰囲気になった貴女と彼。彼の顔が近づいてきた貴女はキスされると思い通りきゅっと目を瞑るも唇には何の感触もなく変わりに耳を舌で舐められます。驚いた貴女が目を大きくすれば意地悪な顔をした彼がそのまま舐め続けます。甘い吐息に遮られながら嫌だ、やめて、と訴えるもやめるつもりはないらしく「嫌や言うてる割にはええ反応するやん。」とむしろ煽られてしまいます。ちゅっ、と何度も耳に口付けを施されるも他は何もしてもらえず貴女が意地悪しないでよ、と小さく呟けば彼は最後に吐息混じりに「どうして欲しいん？」と囁きます。意地悪な夜が続きそうです。

・rb「んふっ、ちゃんと声、聞かせてぇや？」
ぎゅう、と抱き締められた貴女は平均男性よりも背が低い彼ですが意外とがっしりとしてるんだなぁと思います。そんなことを呑気に考えていた貴女でしたが彼が耳にキスをしてくれば小さく声を上げ驚きます。今度は舐め上げ、食んだりされれば甘い吐息が零れそうになり思わず口元に手を当てて抑えようとします。それを見た彼は貴女の手を剥がせば片手で貴女の手を掴み固定してしまいました。そして再度耳へ刺激を与えられれば今度は唇を噛み耐えようとする貴女。「それもアカン。」と一言言葉を紡いだ彼は貴女の唇をぺろり、と舐めます。敏感になった貴女が耳を撫でられただけで声を出せば彼は満足そうに口角を上げるのでした。

・em「Aさん？どうしたんですか？」
眠れない貴女は彼の部屋の扉をノックし、彼が顔を覗かせ次第飛びつきます。彼の驚き何事だと戸惑っている様子にくすくす笑顔を零す貴女は彼に抱き着いたまま離れません。むしろ甘えるように擦り寄れば少し背伸びをし彼の唇に自身の唇を短く当てます。途端に顔を真っ赤にする彼の予想通りの反応に更に笑みを浮かべる貴女でしたが「気を許してくれてるのは嬉しいんですけど.......。」と前置きした彼が貴女の耳を悪戯に舐められれば今度は貴女が顔を赤くする番です。低い声で「夜に男の部屋に訪れるのがどういう事か分かってます？」と問い掛ける彼に固まってしまう貴女。そんな様子の貴女を見た彼は「気を付けてくださいね。」と柔らかな笑みを浮かべぱっと体を離してくれます。しかし貴女が彼の袖口を掴み何もしてくれないの、と尋ねれば「.....Aさんが煽ったんやからな。」と目をギラつかせ期待に応えてくれるでしょう。





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