【w.r.w.r.d】甘々【短編集】

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・sh「今日？なんかあったっけ？.....ちょっ、痛っ、覚えてるって。」
誕生日を祝ってもらおうと思った貴女は彼に駆け寄り今日はなんの日でしょう、と問いかけます。その質問に彼は悩むような仕草を見せるため薄情者！、とぽかぽか彼の胸を叩きます。貴女の腕を掴んだ彼が「誕生日おめでとう。」と望んでいた言葉を紡げば貴女は満面の笑顔を見せます。ころころ表情を変える貴女に彼も笑えば貴女が好きなブランドの小さな袋を渡されます。目を輝かせた貴女がお礼を言い開けてみると貴女が前から欲しがっていた限定品のリップが入っています。彼に欲しいと言った覚えがないのになんでと首を捻れば「なんでやろうなぁ？」と面白そうににやにやと意地悪な笑みに変わる彼。色々自分のために考えてくれてたんだなと愛おしく思った貴女が思いっきり抱きつき好き、と言えば「俺も大好きやで。」と細くも逞しい腕で抱き留めてくれます。

・rb「A、誕生日おめでと。」
自室にいた貴女は扉をノックする音が聞こえては誰だろうと扉を開けます。すると中ぐらいの箱を持った彼が立っており貴女の顔を見るなり祝いの言葉を伝え、プレゼントであろうそれを手渡します。受け取った貴女はお礼を言い彼を部屋へと入れてあげれば早速見てもいい、と尋ねます。頷いた彼を見るなり箱の蓋を取ってみるとそこには素敵なデザインの靴が入っています。もう一度お礼を言い嬉しそうに顔を緩める貴女に彼は「これからも一緒に色んな所に行ければええなって思って。」と雑面越しでも照れていることが分かります。悪戯心でその雑面を捲って顔を覗きこんでみればやはり顔を赤くしている彼にふふっ、と声が漏れます。彼は「笑うなや。」と拗ねたように言った後、貴女の頬に口付けます。彼よりも顔を赤くした貴女に今度は彼が表情を緩めれば「んふ、可愛ええ。」と追い討ちをかけるように唇にも口付けられました。







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