【w.r.w.r.d】甘々【短編集】

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・kn「ん、.....その顔はなんや。」
今日は自分の誕生日だけど彼はきっと覚えていないんだろうなと思っていた貴女。まぁいいんだけど、と付け加えればいつもと変わらず仕事をしようと部屋を出ようとします。すると丁度、彼が貴女の部屋の前に立っていました。大きな包みを持っている彼はそのまま貴女に差し出してきます。予想外の彼の行動に面を食らうと彼は顔を顰めます。誕生日覚えてたん、と聞けば「当たり前やろ、好きな女の誕生日くらい覚えとるわ！」と更に予想を超えてくるため驚きながらプレゼントを受け取ります。柔らかな感触に首をかしげながら包装されていたリボンを解けば大きな犬の可愛らしいぬいぐるみが出てきます。なんでぬいぐるみ、と謎の選択に首を傾げれば「.......お前に似とったから。」となんとも可愛らしい事を言う彼にぬいぐるみを抱きしめお礼をいえばわしゃわしゃと頭を撫でられました。

・zm「A、誕生日おめでとう！」
深夜まで執務室で書類を片していた貴女は突然ダクトから飛び降りてきた彼に驚きます。お礼を言いつつそういえば彼は任務であと数日帰ってこなかったのではないかと思い出し、はてなマークを頭に浮かべていると「任務ならもう終わってるで。｣と得意げに言われます。褒めてほしそうな彼の頭を撫でていると「一番最初に祝いたかってん。」とにぱっと笑みを浮かべ貴女の手に擦り寄ります。自分の為にこんなに早く任務を終わらせ帰ってきてくれたのかと擽ったい気持ちになった貴女はほんのり頬を染めていると彼が抱きついてきます。ただ直ぐ離れた彼に不思議に思っていると首元に違和感に気づきました。いつの間にかドッグタグが身についており目を瞬かせ彼の顔を見ると満足そうに「似合ってんで。」と額にキスを落とされます。その後、貴女は彼に抱き上げられると強制的に彼の部屋へと連れられ甘い夜を過ごすことになるでしょう。







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