【w.r.w.r.d】甘々【短編集】

誕生日を祝われてみた 【リク】 ページ40

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・gr「誕生日おめでとう、A。」
朝早くから仕事をしていた貴女。こんこんと執務室の扉をノックした音が聞こえた後、珍しく彼が顔を覗かせたためどうしたんですか、と仕事の手を止め目を瞬かせながら首をかしげます。彼はあなたの目の前まで来れば長細い箱と一緒に言葉を紡ぎます。予想していなかった言葉に貴女が満面の笑みで受け取り、開けてもいいですか、と許可を取った後、蓋を取ってみるとネックレスが入っていました。彼は一度そのネックレスを受け取ると貴女に自ら付けてあげ「うむ、似合っているな。」と笑みを浮かべます。その後「こんな日まで朝から仕事か、今日は出掛けるぞ。」と。貴女がまだ仕事があるからと言っても「総統命令だゾ。」と口角を上げるため、それならしょうがない、と彼と2人で素敵な一日を過ごすでしょう。

・tn「あっ、.....すまん、A今日、誕生日やろ？」
彼と2人で終わらない書類と睨めっこをしていると突然彼が声を上げます。なんだ、と貴女が彼を見ると彼の目線は時計へと向いており、貴女もその方向を見れば0:01と針が示しています。彼が貴女へと視線を戻せば謝るため、気にしないでいいです、寧ろ貴方と一緒に誕生日を迎えれて嬉しいですと笑えば彼は目を丸くしほんのりと顔を赤くします。「気に入ってくれるか分からんけど。」と机の引き出しを開けた彼は事前に用意してくれてたのであろう綺麗に包装されたプレゼントを手渡し「A、おめでとう。」と微笑みます。有難う、と受け取った貴女は中身を見てみると彼のマフラーと同じ色の髪留めが入っていました。お揃いの色や、と嬉しそうに目を細める貴女を見るなり彼は「これからも宜しくな。」と優しく抱き締めました。





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