【w.r.w.r.d】甘々【短編集】

告白されてみた 【リク】 ページ35

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・gr「A、好きだ。付き合ってくれないか？」
何でもないある日、彼から呼ばれて総統室へ足を運んだ貴女。どうかした、と尋ねた貴女に彼はストレートに言葉を紡ぎます。あまりにも何ともないように問われたため聞き間違いかと思い、え？、と聞き直せばもう一度「付き合ってくれんか？」と言われます。あくまで質問をしている彼ですがまるで貴女からの返答は分かりきっているというような深紅の瞳で見つめられれば返事は1つしか出てきません。是の返答をすれば口元に浮かべた笑みを深め貴女の右手を取れば薬指には指輪を嵌めます。それだけでも十分嬉しく、頬を赤らめる貴女でしたが彼は左手も取れば「此処も開けとけよ。」と薬指にキスをされます。照れながらこくこくと何度も頷けば彼は満足そうに目を細めました。

・tn「なぁ、Aは好きな人とかおるんか？」
彼と一緒になんとか仕事を全て片し終え、そのまま2人で紅茶を飲みつつ休憩をしていると彼が貴女の様子を伺いながら問いかけてきます。まさか彼から恋愛話を持ちかけられるとは思っておらず驚きつつも気になっている人は居ます、と返します。その返答を聞き次第、彼は一瞬だけ眉を寄せるも何か決心したように「あのな、」と語りかけられます。貴女は小首を傾げて彼を見つめると「俺、Aの事が好きやわ。付き合ってくれへん？」と続けられます。思わぬ告白に貴女は耳まで真っ赤に染め上げ慌てて顔を隠します。そんな貴女を見た彼は「そんな反応するんやったら期待してしまうで？」と断られるとでも思っていたのか彼自身も驚いているようです。貴女が期待していいです、と小さく言えば今まで聞いた事がないような甘い声で「なぁ、顔見せてや。」と言われるため素直に顔を上げます。貴女の顔を見た彼は幸せそうに顔を緩め、少しぎこちなく抱き締めました。








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