【w.r.w.r.d】甘々【短編集】

嫉妬してみた 【リク】 ページ30

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・gr「どうした？嫉妬しているのか？」
彼の護衛としてパーティーへと訪れた貴女。総統である彼は他国の重要人物であろう男性や煌びやかな女性まで様々な人に囲まれています。気にしない振りをしていた貴女でしたが綺麗な女性が彼に触れたのを見るとつい眉を顰めてしまいます。その事に気付いてないような彼でしたが一段落した際に悪戯に尋ねられます。貴女がしょうがないじゃない、と拗ねた口調で言えば喉でくつくつ笑われます。彼の反応に更に不機嫌になる貴女でしたが耳元で「俺はお前しか見てないゾ。」と囁かれれば、頬をほんのり赤くします。彼は貴女にしか向けない柔らかな表情を見せた後、何時もの顔に戻りまた会話の中に戻っていきました。

・tn「Aさん？.....なんで無視するんですかねぇ。」
彼も書記長として女性と接する機会もあるのだろうと思いつつも微かに彼から香水の匂いがすれば黒い気持ちが出てきてしまいます。彼から話しかけられても答えずにこの場を離れようとすれば腕を掴まれ「俺、なんかしたか？言ってくれんと分からんやろ。」と言われます。それでも顔を背けていると「ちゃんとこっち見ぃや。」と怒ったように頬を両手で挟み自分の方に向かせるため、観念したように女性の匂いがする、と貴女が告げます。すると彼は目を瞬かせた後バツが悪そうな顔をし「すまん。」と謝ります。別に浮気を疑ってるわけではないんですけどね、と返せば貴女は思いついたように彼に抱きつき自分の匂いを付けてやろうと頭をぐりぐりと擦り寄せます。その行動に彼は「んﾞんっ.....。」と顔を赤くし悶えるでしょう。

・mn「Aちゃん、何かあった？」
貴女は彼と見たことの無い女性が楽しそうに談笑している事に気づきます。あまり見詰めすぎるのは良くないと思いながらも逸らせずにいると彼と目が合います。ぱっとそこで目線を外すも話を切り上げた彼が貴女の元に来ます。問いかけられればあまり心の狭い人だと思われたくないが故になんでもないです、と返すも「そう？」と見透かされているような笑みを向けじっと見詰められます。視線に耐えきれなくなった貴女が嫉妬してました、とか細い声で呟けば「Aちゃん可愛いめぅ〜。」とぎゅうっと抱きしめられます。「Aちゃんが思ってる以上に好きやからね。」と安心させるような柔らかな声音で言われれば貴女は頬を赤らめながら彼に体を預けました。






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