【w.r.w.r.d】甘々【短編集】

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・mn「んっ、もう1回やってや？」
彼はいつも余裕そうで照れた顔を見たことがないと思った貴女はたまには自分から口付けてみようと思います。さっそく彼の元へと行けば何も話さないまま少し背伸びをしそっと彼にキスをします。彼は目をぱちぱちと少しびっりくしたような表情を見せるも、それも一瞬のうちに笑みに変り寧ろ、強請ってきます。不満に思った貴女は望み通り再度口付けると「もう1回。」とまた強請られます。このやり取りを何回か続けていれば貴女が照れてしまい頬を真っ赤にします。「照れたAちゃんも可愛いめう。」と逆に言われてしまい少し不満に思うも愛おしそうに目を細める彼を見てはそんなことなんてどうでもいいかと思い直します。貴女を抱き締めた彼が「Aちゃん頑張ってくれたからお礼しないとなぁ。」と耳元で囁かれれば今夜は長くなりそうだと貴女は感じます。

・ut「Aちゃん、ご褒美ちょーだい。」
彼が全然書類を提出してくれないんだ、と頭を抱えている書記長に彼の代わりに謝り必ず提出させると宣言をしては彼の部屋に尋ねます。仕事をサボり煙草をふかしている彼を見ては溜息をつきどうしたら仕事をするのか、と聞けば「せやなぁ、Aちゃんからキスしてくれるなら頑張ろうかなぁ。」とにやにや笑みを浮かべます。少し考える素振りを見せた後、貴女が今日中に全て終わらせるんならしてあげる、と返せば、彼は煙草を灰皿に押し付けさっそく取り掛かります。溜め込んでいる書類のと多さに本日中は無理だろう、と思って期日の提案をした貴女ですが、その日の夕方には書記長から彼が全部提出してきたと礼を言われます。驚きつつ彼の元へと行けば、貴女の姿を見た彼は口に弧を描きます。お望み通り口付けようとするも彼から視線を感じ、目を閉じてや、と言うも「ええから、ええから。」と促されます。もう、と呟いた貴女が目を閉じ口付けると、彼は満足げに笑みを深めました。





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