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「横山先生の『すごいな。』が頭から離れないって同僚言ってた。」
「な、なにが凄いんでしょうかね？」
そこ大事だってわかってる？大事な部分なのか、毛の手入れがなのか、男にとって大事なコトだってわかってます？
「毛の手入れじゃない？」
「……よし。」
「忠義くん大きいよ。それは私が保証する。」
いや、サイズのコトをそんな笑顔で言うもの？保証しちゃうもの？
たくさんの大事な部分見ている看護さんだから言っちゃうのかもしれへんけど、それは男の心に傷付いちゃうレベルなこともあるから。
オブラートに包んで言わなきゃあかんから。
「そう、同僚がね……忠義くんに確認したいって言ってたの思い出した。今、呼んでもいい？」
「はい？」
「いや、私にも教えてくれなくて。個人的な話だって言うから……何かした？」
「してないって！手も出してないし、傷痛くて無理だから。」
「だよね。ちょっと待っていてね。」
すぐに廊下に出て行くのを見て俺は何かしたか？真面目に胸に手を当てて考えたけど、その看護師さんって手術の時しか会ってないから顔すらぼやーんとした記憶しかない。
すっごい勢いでパソコン乗せたカートで登場した同僚さんは「一応、聞いておきたくて。」って言葉を言う。
「私、向こうにいるね。」
ミカちゃんはそう言って部屋を出て行く。
「担当医がどうしても確認して欲しいって言うので。」
同僚さんはそう言いパソコンの画面をじっと見つめてから口を開いた言葉は予想通りの言葉やった。
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作者名：瀬奈 | 作成日時：2020年11月17日 16時
