もう君を愛せない

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夕飯を食べて俺と照はホテルに戻った。


ホテルは2人同じ部屋。

なんかホテルだから余計にドキドキしちゃうな…



岩「よく考えてみたらさ、俺達ホテルとか行ったことなかったよね」


深「いや、舘さん入れて三人で旅行行ったことあるじゃん」


岩「そうじゃなくて、、2人でホテルってないよね」



うん、確かに。

お泊まりとかお互いの家で結構普通にしてたけど

一室借りて泊まってとか、初めてかも…





岩「…阿部とは、その、ホテルとか行ったことあんの？」


深「ぐふっ」



飲んでたお茶が口からこぼれそうになる。

なんでそんなこと聞くんだ？



岩「俺以外の人と、ふっかがこういうところに2人でいたら嫌だなって思っただけだから。

気にしないで。」



なに、照。ちょっと妬いてる？



深「俺は過去のこともう忘れてるよ。

照だけ、照だけをみてる。好きだよ。」



照に抱きつく。

筋肉がついた大きい背中、太い二の腕

照の身体に触れるとそれら全部にドキドキしてしまう



恋だ




岩「ふっか、」


深「ん？」


岩「俺のことだけ、みててね」



照が俺の唇にキスをした。

こんな照は俺だけしか見れない、特別な照だ。



この先もずっと大切にしたい。


ベッドに堕ちた2人は夜を満喫した。




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深「…んっ、あ、照。」


目を覚ますと先に起きていた照が髪をセットしていた。


岩「おはよう。ホテルの1階の朝食ビュッフェがもう少しで始まるよ。」


深「えっ、いきたい！」


照「一緒に行こう」



照の大きい手で起こしてもらって

一緒に歯磨きをする。







そういえば、昔…



阿「ふっか！よだれ垂れてる！」


深「ふぇっ？」


阿「ねえ！俺の髪の毛によだれかかった！」



こうやって、亮平とも笑いあったよな







岩「なに考えてんの」


深「いや、別に」




そう、昔のことだ。

今は忘れた、過去のことだ。






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