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宮舘の居酒屋で一人で呑みに来ていた
ビール片手につまみ代わりのおかずを食べる
それを宮舘は心配そうに見てきた
宮「もう結構呑んだでしょ、帰りな」
深「…まだ。まだ酔ってないから」
宮「もう閉店なんです」
深「…やだ、まだ」
駄々っ子になる俺を前に宮舘はフフッと軽く笑った
深「何がおかしいんだーー!」
宮「随分溜め込んでるなあって」
深「まあ、ね」
宮「ふっか、この後一緒に飲む?」
深「え?」
宮「寒いから俺のアパートでな」
深「賛成!」
宮舘は俺の扱いが上手い、唯一の友人だ。
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宮「それで?何があった?」
少し酔いを覚ました俺に部屋着姿の宮舘が聞いてくる
コンビニで買った安い酒とお菓子が並べられたテーブル、そして宮舘が作ったおかずも。
深「…照と亮平、会っちゃった」
宮「お?なんだ?浮気でもしてんのか?」
深「違う!そんなんじゃない!」
強がってそう言ってみたけど、実際はどうなのだろう
宮「どこで?」
深「…レストランで、偶然。」
おいおい、やってんな〜
そんな声が聞こえてきそうな顔で俺を見てくる。
深「俺、バカだからさ。
お金置いて泣きながら帰っちゃった。」
あのときの照の顔、一生忘れない。
きっとそっちが泣きたかったはずなのに。
深「どうして俺、亮平に嘘なんてついたんだろ」
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◉君に花を
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/reireirei22/?fcnew=1
SnowManの短編集となっております!
よければ読んでみてください!
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ひーちゃん。(プロフ) - ytasanさん» 嬉しいコメントありがとうございます!! (2020年7月24日 22時) (レス) id: 666d245609 (このIDを非表示/違反報告)
ytasan(プロフ) - 更新の通知を見た時は声が出るほど嬉しかったです。最後まで楽しみにしています。 (2020年7月23日 4時) (レス) id: 5903fa3608 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん。(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます!こんなに切なくするはずじゃなかったんですけどね…泣 (2020年4月6日 20時) (レス) id: 666d245609 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 切ないですね…。ぜひ、ふっかさんと阿部ちゃんには、ハッピーエンドになってもらいたいですね。 (2020年4月5日 4時) (レス) id: 5ca5d758c8 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん。(プロフ) - ルルモさん» ぜひ作品の終わりまで読んでください!みんな幸せになる結末…頑張ります^_^ (2020年2月25日 23時) (レス) id: 666d245609 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひらのん♪ | 作成日時:2020年2月16日 23時