もう君を愛せない

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向「よお！阿部ちゃん！元気やったかー？」



阿「おう。久しぶり」



待ち合わせした駅の改札でぶんぶんと手を振ってやってきた康二


こっちが呆れるくらいニッコニコのスマイルでやってくるから


俺が昨日徹夜でレストラン見つけたことを責めようと思ってたのに全然怒る気にならなかった



阿「もう、急にくるからびっくりしたよ」


向「と、言いつつも楽しみやったやろー？

レストラン見つけてくれた？」


阿「そりゃあもちろん、康二が好きそうなイタリアンのとこ」


向「おっしゃれ〜！」




二人で東京を歩く機会なんてないから凄く楽しそうな康二を見て俺も楽しくなった



阿「よし！」



今日は楽しもう！





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照「今日は一緒に昼食べれる？」


俺のデスクまで財布を持った照がきた



深「え？もうそんな時間？」


照「また仕事溜まってんの？」


深「あ。いや、そういうわけじゃなくて」



休憩時間に気づかないなんて

どんだけ俺はぼーっとしてるんだ


昨日のことを思い出してたらなんとなく仕事する気には無くなってずっと手が止まっていた



照「今日は俺のおごりで近くのイタリアンにでもいこうよ」


深「えー！いきたい！！あ、でも俺もお金出すよ」


照「昨日何にもできなかったし、ご飯くらいは奢らせてよ」



流石かっこいいな




昨日の風邪はなんだったのか不思議に思う


きっと、照がいるから

こんなに元気なんだよな〜






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