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1話 ページ1

目を覚ますと一番最初に見えたのは白だった。
どこまでも続く白。気が滅入ってしまいそうになる。

次に見えたのは自分の体。
なぜか白いワンピースを身に纏っていた。

そして、その次に見えたのは綺麗な誰かの微笑みだった。

「おはよう、目が覚めたようね。気分はどうかしら」

誰かはそう言って手を差し出した。
起きろということだろうか。

「悪くは、ないです」
「それは良かったわ。今から貴女にいろいろと聞こうと思っていたから」
「そう、ですか。ところで、あなたはいったい……?」

誰かは微笑を崩さずに、まるで私がそう言うと分かっていたように答えた。

「そうね。Moirai(モイライ)……とでも名乗ろうかしら」
「ギリシャ神話の、運命の三女神……ですよね。他の方々は……?」
「あら、詳しいのね」

くすくすと控えめに笑い、そして言葉を続ける。

「まあ、名前なんてどうでもいいの。つまるところ私が運命を司る神だということに代わりがなければ、ね」

そんなことより、と咳払いをしながら話を進めてゆく。

話によると彼女――性別はないらしいが、外見は女性の姿であったため、そう言わせてもらうことにした――は偶然目に留まった私の運命を哀れに思い、私が望むのなら別の人生を与えてあげようとしてくれているらしい。

「別の、人生……」

目を伏せ、思い返してみる。
私が生きてきたあの日々を。
彼らと過ごしたあの日々を――。
ふと、あの日の会話が頭を過る。

「あの」
「何かしら」
「……行ってみたい世界が、あるんです」

2話→



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- いえいえー当然の事を言っただけですー喜んで貰えて光栄ですよー それと、音域を広げる練習、頑張ってくださいー諦めずに頑張れば報われるはずですからねー ふむ、来月ですかーコトハ@白亜さんの小説は奥が深いのでーワクワクしますねー楽しみにしてますー (2015年8月21日 12時) (レス) id: 7c8a29757a (このIDを非表示/違反報告)
コトハ@白亜(プロフ) - 杏さん» 返信ありがとうございます。そう言っていただけると作ってよかったと思えます…ありがとうございます。なるほど、その方法がありましたね…早速試してみようと思います。アドバイスありがとうございます。せめて再来月までに公開できるよう頑張ります…! (2015年8月20日 18時) (レス) id: 5c05607229 (このIDを非表示/違反報告)
- 大丈夫ですー、ミーも返信遅くなってすみませんー 気に入った作品にコメントするなんて当たり前じゃあないですかー 音域が狭い、ですかーピアノで音を取ると結構出やすいですよーあとは、歌いたい曲を練習してー音域を広げるのもいいと思いますー 続編、待ってまーす (2015年8月20日 15時) (レス) id: 7c8a29757a (このIDを非表示/違反報告)
コトハ@白亜(プロフ) - 杏さん» 返信ありがとうございます、遅くなってすみません!わわ、続編までコメントいただけるんですか…ありがとうございます!嬉しいです!音痴というか出せる音域が狭いんですよね…なので歌が上手い人羨ましいのです… (2015年8月19日 0時) (レス) id: 5c05607229 (このIDを非表示/違反報告)
- はいー、頑張って下さいー続編出来るまで此処を見に来たりしましょうかねー 一番に作品を見に行ってコメントしたいですー…音痴?そんなのカラオケが悪いんですー声の質は様々じゃないですかー (2015年8月17日 11時) (レス) id: 81089b7519 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コトハ | 作者ホームページ:   
作成日時:2014年6月13日 17時

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