完全リクエスト 短編小説２

いのあり ページ45

伊野尾side

大ちゃんと喧嘩した。
謝りたい。……けど




伊野尾「許してもらえなかったらどうしよう……」


そんな気持ちから謝れないでいた。


だって原因は俺だもん……

なにかあればレポートのせい……


そもそも今家に帰ってるのもレポートを書くため……



レポート早く終わらせて大ちゃんに謝ろう……
そう決めてさっきよりも急いで家に帰る。


俺の家は人通りの少ない路地の一角にある。
この道を抜ければすぐ家に着く！



そこをめがけて走ろうとしたとき……









ﾄﾞﾝｯ！＿＿＿＿＿＿



車にはねられた。


伊野尾「うっ……………」


俺の体は宙を舞い地面に激しく打ち付けられた。
俺をはねた車はそのまま走り去った。






俺が跳ねられた場所は周りからあまり見えないところ……




立ち上がろうとしたが跳ねられた衝撃で体中が痛くて立ち上がれない……




＿＿＿＿＿＿俺はここで死ぬのか＿＿＿＿＿＿＿

そう思った時


？「伊野ちゃん！？大丈夫！！？」

伊野尾「……ち、ね…………ん」

ﾊﾞﾀﾝ＿＿＿＿＿


知念が来てくれたところで俺は意識を手放した。

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