完全リクエスト 短編小説２

山田くん ページ25

有岡side

俺と知念が話しかけようとしたら山田が倒れた。

薮くんに「早く救急車！」といわれすぐに反応した。


救急車が来るまではすごく不安だった。



俺と知念と薮くんは救急車に乗った。

知念は目を覚まさない山田の手をぎゅっと握っていた。
薮くんは山田を見守っている。


俺は……




＿＿＿＿＿何が出来る？＿＿＿＿＿

知念みたいに山田に触れることも出来ない。
薮くんみたいに温かく見守ることも出来ない。




今の俺にはただ山田のそばにいることしか出来ない……

知念「大ちゃん、それでいいんだよ」

有岡「え？」

知念「大ちゃん、今自分には何も出来ないとか思ってるでしょ？涼介は１人でも多くそばにいてくれるだけで充分嬉しいと思う」

知念は怖い……
俺の考えてる事全部お見通しで山田の気持ちも分かっている。
有岡「うん」

知念に言われて思った。

例え山田に触れてなくても……
そばにいるだけで









＿＿＿＿山田は喜んでくれている＿＿＿＿

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