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『話せっていっても… 変だよね…
なんか…』…

彼の話が耳を通り過ぎる
きっと聞き飽きた綺麗事だ、俺には必要ない
爪が食い込んでいく
俺はさっき立ち去らなかったことを後悔しかけていた

『一星には今敵がいっぱい…いるのかな? 敵っていうのも変だけど… 対立する人とかさ』

『俺はそうは思ってないよ。
なんとなくだけど、一星は悪いやつじゃない気がする、それにさ』

彼の弁明のような言葉が続く
何が言いたい
もう、何か言って部屋を出ようと決めた時
凛とした声が届いた
『正義の反対は別の正義って良く言うし』

『…は?』

素っ頓狂な声を上げてしまった
驚きで何も言えない
頭は真っ白にリセットされる

『えっと… ごめん!俺、説明とか出来ないや…』
氷浦のうけ売りなんだ〜と照れながら言う

『…明日人くんから見たら俺は別の正義だとでも?』
『…うん、一星の目はいつもギラギラしてるけど どこか芯がある様な気がして』

『…悪とは思わないんですか』

『一星は悪じゃないよ』

真っ直ぐに、どうしてそう言えるんだろう

思った言葉は数分前と同じだったが、それを聞いた時の自身の心は酷く落ち着いていた

『…一星』
彼は心配そうに俺を見る
『……』
『…うん、やっぱり一星は悪じゃないよ 大丈夫。』
『はい…』
『俺は分かったよ、だから大丈夫』
『…はい』

俺の声は震えていたが、もう整える気は無かった



「また来ます」
「うん!練習頑張ってね!」
「はい!」

「…はぁ… 錯覚だったのかな…」

俺は雲を見る、窓にはしょげた自分の顔が映った

「…そうだよね、 灰崎が来るはずない」

俺はもう灰崎の隣に居られないのかな…
そう思うと急に涙がこみあげてきた

「…ごめんなさい 鬼道さん、俺には一星は悪い奴に思えません…」

俺はベットから出てカーテンをそっと閉めた
__
(´・ω・`)この辺のシーン言いたいこと伝えたいこと表したいこと上手くまとまってないので随時改良してきます…
雰囲気でなんとか…!乗り切って下さいませ…!
表現力足りず申し訳ないです…

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設定タグ:稲森明日人 , オリオンの刻印 , IF   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:Rein | 作成日時:2018年11月19日 3時

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