第７０話 朝 ページ25
翌朝の静かな森の中に
瞳子の吹いたホイッスルが鳴り響き、彼らは起き始める
しかし……
春奈「かわいいです〜ッ！！」
女子テントの中から聞こえた春奈の声
その言葉が聞こえてたものの、状況の分からない男子たちは首を傾げていた
少しすると、秋に手を引かれながらテントを出てくるA
だが、いつもの威圧的な彼女はそこにはおらず
夏未「早くシャキっとしなさい！いつまで寝ぼけてるの！」
坂本「やー…」
秋「坂本さんって、朝に弱かったのね……昨日は普通だったのに。日によって変わるのかしら？」
幼い子供のように手を引かれ
眠たそうに目を擦っている彼女の姿があった
キャラバンに入ってきたそんなAを見て、一同固まる
春奈「はい坂本さん。席着きましたから、寝ててもいいですよ？」
皆と同じように、驚いた表情で固まっていた鬼道は
Aが隣に座った事でようやく我に返る
坂本「いーぃ…？」
鬼道「…あぁ」
トロンとした瞳が鬼道を見上げ、返事を聞くとふにゃりと笑った彼女
見た事のないその別人のような一面に、思わず鬼道の顔が赤くなる
…自分の身に遠慮なく寄り掛かりながら無防備に眠られれば、尚更だ
鬼道「…シートベルトを締めてから寝てくれ」
赤くなった顔を誤魔化すように視線を外せば、彼女がシートベルトをしていない事に気付く
小さく溜息をつきながらも、彼女が起きないように
片手を彼女の後ろに回し、抱きしめるような形で支えなんとかシートベルトを締めてやった鬼道
一之瀬「い、今の…A、だよね？」
土門「あ、あぁ…なんか初めて、可愛い小動物みたいに見えた……」
自分の目がおかしくなったのか、と後ろから聞こえる声は耳には入らず
シートベルトの為とはいえ、始めて抱きしめた彼女の体
自分より小さく細いその体は、服越しではあるが思っていたよりも柔らかく
女性特有のくびれもあった
それを思い出してしまった鬼道は、発進するキャラバンの中
１人顔を赤くしながら、自分の中の欲と葛藤していたのだった……
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アメミヤ♪(プロフ) - ミルク さん» 投稿する作品を作られる場合、パクリと思われない程度なら大丈夫ですよ〜！加減が難しいですね…（汗） (2020年11月2日 13時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - アメミヤ♪さん» 作品を参考していいでしょうか？ (2020年10月28日 10時) (レス) id: 243dd4bfbb (このIDを非表示/違反報告)
アメミヤ♪(プロフ) - 碌無者さん» いえいえ！文字上のコミュニケーションなので難しいですよね（汗）ご指摘していただける事はとても有難い事なので、お気になさらないでください！応援ありがとうございます＾＾ (2019年11月13日 19時) (レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - 並びに、先のコメントの文面が冷たい印象を与え、不快な思いをさせた可能性があることをお詫び申し上げます。 (2019年11月13日 19時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - アメミヤ♪さん» 成程、理解しました。今後も見つけ次第ご連絡致します。 ストーリーの内容、私はとても好きです。夢主の今後の動きを楽しみにしております。更新頑張って下さいませ。 (2019年11月13日 19時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年9月14日 19時
