最高最大の物語 (ページ2)

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桜が舞って私の足元に落ちる。

眼鏡をかけて髪は高いところでポニーテール

スカートもどちらかというと長い方

華のJK感ZERO

ここ中高一貫校だからそんな緊張しないけど

クラス発表は意外と楽しみ

＜きゃー私小瀧くんと同クラだぁ＞

＜私崇裕くんだ～＞

＜やばいやばい私神ちゃん!!＞

よく男の話題でそんなに騒げるなって毎年思いながらぼーっと自分のクラス表を見る。

'4-D 担任：中間淳太副担任：桐山照史'

書いてあったクラスに行って自分の席に荷物を置く。

友達んとこ行ってくるか

「かれ～ん」

夏「どしたの～？」

「クラスどこだった??」

夏「B!」

「クラス違うのか～」

夏「うん、、、」

＜かれーん＞

夏「あ、ごめん行くね！」

「うん、ばいばい」

HR始まるまで暇や～

ちょっと早めに来ちゃったかな....

おくじょー行こっと

ｶﾞﾁｬｯ

屋上を覗くと、ごろんっと大の字になって寝っ転がってる男子生徒が1人

私が入ってきた音が聞こえたからか、寝返りうってこちらを見る綺麗な顔の男

『誰』

「重澤」

「君は」

『重岡』

中学も同じだったはずだけど知らない名前

まあ、知ってる人の名前の方が少ないけどね笑

「ふふっ笑」

『似てるな笑』

笑った顔は少しだけ可愛いと思った

重岡はまたごろんと上を見て寝っ転がった

私は重岡と離れたところに寝っ転がって空を見てた

『クラス、どこ』

「D」

『俺も』

「あ、そ」

屋上に私たちだけの声が響く

『担任、淳太やね』

「あぁ、そうだったけ」

『うん』

「興味ないわ」

『淳太面白いで』

「へー」

淳太先生か