転校生は祓い屋でした。

怖い。自分side ページ8

ヤシロside

Aちゃんが笑った顔がとても怖い。
まるで、断るなというようで。

思わず良いよと言ってしまった。


Aside

何でかすんなりと許してもらえた。

真逆7番とは関係無い？

ヤ「さっきから気になってたんだけど、それなぁに？」

其れとは私がさっきから下げている鎌か？

「これ？祓い道具だよ？」

寧々「へ？」

ポカンとしているヤシロちゃん

そう言えばまだ説明して無かったか。

「私、祓い屋なの。だからポカンとしてるんでしょ？」
するとヤシロちゃんはぶんぶん頭を振り出した。

…大丈夫？

寧々「違う違う！なんか喋り方変えたのかなーって思って」

…あ
完全に人見知りの事だ。

「あー私人見知りなんだよね〜」

まあいい。
問題は祓い屋を告げた反応だ。

「祓い屋って聞いた時どう思った？」

寧々「へ？あ、えっと、


仲良くなりたいって思ったよ？」

「…へ？」

初めて言われた。仲良くなりたいって言葉。

「気持ち悪いって思わないの？」

恐る恐る聞いた。

何で気になったかは分からない。
けれど、次の言葉で何かが芽生えた。

私なんかに芽生えてはいけない物。








嬉しいって、





思ってしまった。

嬉しい。自分side→←秋兄さんと小泉家

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す